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トピックス No.136
2007/12/01
2009年7月に提言書
高岡市立博物館整備構想検討委が初会合
前田記念館の理念取り込みの方向

 高岡市立博物館整備構想検討委員会の第1回会議が11月21日、市役所で開かれ、高岡商工会議所が策定した前田記念館(仮称)建設構想との関連が議題となりました。
 
 高岡商工会議所が05年10月に策定した前田記念館(仮称)建設基本構想を取り込んでいくことになり、委員会では2008(平成20)年8月に基本理念をまとめ、09年7月に提言書を市に提出することとしました。
 
 前田記念館(仮称)建設基本構想は、09年の高岡開町400年を契機に御車山会館と一体となった施設として高岡古城公園内に設置を提案し、展示は加賀藩前田家の文化や高岡の町衆文化を中核に据え、高岡や県西部の観光資源を紹介する内容としているものです。
 
 委員会では委員長に米原寛県立山博物館長、副委員長に高柳卓三高岡商工会議所副会頭を選び、前田記念館構想は展示内容が近世に偏ることなどから、博物館と1つの施設として検討するべきとの意見が相次ぎました。
 
 前田記念館の構想策定にかかわった高柳氏は、前田記念館は博物館の一部分という位置付けに理解を示し、これを受け米原寛委員長が2つの施設が並立ではなく、最後は1つにまとめる方向がいいとされました。 村井和市教育長も前田記念館の理念を構想に取り込んでいけないかと考えているので、主要テーマとして盛り込んでいくように求めました。
 
 委員からは新たな施設を建設するのではなく、市立美術館を増改築して博物館機能を持たせる案や、現在の高岡古城公園内で建て替える場合、国史跡指定との兼ね合い心配になるとの意見もありました。
 
 市立博物館は1951(昭和26)年に市美術館として建てられた旧館と、70年に建設した新館からなり、高岡古城公園にありますが老朽化が進んでいます。
高岡市立博物館 TEL:0766‐20‐1572

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