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トピックス No.120
2007/04/01
4月30日の宵祭りにライトアップ
高岡御車山祭に臨時山倉を設営
宵祭りの活性化と雨天展示場として

 今年の御車山祭にあたって、4月30日に各山町、山宿で開催される宵祭りを活性化させることによって祭り当日の更なるにぎわいを見込んで、昨年まで5月1日の祭りの奉曳き後に行っていたライトアップを宵祭りに行うことになりました。
 
 また、雨天時も山車を観覧できるように3基分の臨時山倉を設営します。
 
1.宵 祭
  ・ 日時・場所
 ・ 4月30日(月・振替休)午後6時〜(開始時間は各山宿毎に違っています)
  ・ 催し物
 ・ 囃子方試樂
 ・ スタンプラリー
 ・ 山車の部材、調度品の展示
 ・ 餅、手拭い、煎餅などの販売、配布
2.ライトアップ
  ・ 日時
 ・ 4月30日(月・振替休)午後6時〜9時
  ・ 場所:臨時山倉
 ・ 山町筋観光駐車場 木舟町29−1 木舟町山車
 ・ 富山銀行本店駐車場 守山町44−1 守山町山車
 ・ NTT西日本高岡ビル駐車場 御馬出町76 御馬出町山車
3.奉 曳
  ・ 5月1日(火)
11:30 山車集合・出発 坂下町
12:00 勢揃式 片原町交差点
18:00 曳納 関の神社(高の宮)前
 
-高岡御車山祭- 国指定重要有形無形民族文化財
 
 高岡は昔、関野郷といわれ人家まばらな所でしたが、慶長14年(1609年)、加賀藩 二代藩主 前田利長公が築城してから、にわかに町づくりが行われました。
 

高岡の御車山
昭和40年、県指定有形文化財
昭和35年、国指定重要有形民俗文化財
昭和54年、国指定重要無形民俗文化財
 
 利長は城下の楽土安民を願って地名を高岡と名付け、町の発展にいろいろな施策をとりました。その一つである御車山祭(みくるまやままつり)は、太閤秀吉が後陽成天皇を京都聚楽第にお迎えしたときの山車を、加賀藩祖前田利家が拝受し、さらにそれを子利長が、新しく町づくりした高岡の10町内に与えたものです。そしてさらに京都祇園会の祭礼にならって鉾山に改造させ、関野神社の祭礼に神輿とともに城下を奉曳(ぶえい)させたのが今日の行事の起こりで、特に御車山といわれるのはこのような由来からです。
 
 御車山は御所車形式に鉾(心柱)を立てた特異なもので、その創期を明らかにし、随時の補修は徳川期における高岡金工、漆工の技術を集め、美術工芸の総合作品として郷土文化の価値が高く、藩政時代は特に加越能三カ国に類似の山車を厳禁した、郷土の美術工芸の代表作品です。
 高岡市では山町地内で曳山と御車山祭の歴史や文化を通年に紹介できる、御車山会館(仮称)を建設するために、積極的な調査・調整することとしています。
 
 高岡の近郷近在には、高岡の御車山に影響されてたくさんの曳き山祭りが伝承されています。 
高岡市  伏木  曳山  けんか山  7基の内、6基が現存
  々  蓮花寺   曳山  大門の曳山の内、庄川以西に枇杷首と蓮花寺
射水市  新湊   曳山
  々  海老江   曳山
  々  大門   曳山
氷見市  氷見   山車  祇園祭
小矢部市  石動   曳山
砺波市  出町   曳山  子供歌舞伎
南砺市  城端   曳山  併せて、庵屋台
富山市  岩瀬   曳山
  々  八尾   曳山
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