1912年に当時の東京市からワシントンに贈られた 3,000 本の桜は世界的な桜の名所になり、日米友好親善のシンボルとなっています。この桜が縁となった春の「ワシントンさくら祭り」は
100 万人を超える観光客が観桜する盛大なイベントです。
8月末にワシントン桜祭りの主催団体の一つであるNCSS(全米州会議)から日本さくらの会に要請があり、植樹90周年を記念してワシントンさん桜の苗木を当時の関係団体等に贈呈したいとの申し出があり、東京市や尾崎行雄先生、高峰譲吉先生にご縁がある東京都、尾崎行雄記念財団、農林水産省果樹試験所(静岡県清水市)、荒川さくらくらぶ等と共に、高峰譲吉先生の生誕地であり、日本さくらの会選定の「桜の名所100選」に高岡古城公園が選ばれていることなどが考慮され、高岡市にもポトマック河畔の「ソメイヨシノ」の実生から培養した苗木が贈呈されることになりました。
ワシントンのさくらの苗木は輸入手続きを得て、来年3月末までに日本に到着の予定で、高岡市でも記念植樹式典が予定されています。
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花は中輪、一重咲きで淡紅色。開花期は4月上旬。 日本各地に植えられている代表的な桜です。江戸時代末期に江戸染井村(現在の東京都豊島区)から「吉野桜」として売り出されました。
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ワシントン ポトマック河畔のさくら並木 ポトマック河畔では約1,000本の桜が毎春、華やかに咲き誇り、恒例の「桜まつり」では大統領夫人の植樹式や日本文化紹介事業、パレードなどが行われています。 |
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ニューヨーク ハドソン川隣接のサクラパーク
1912年高峰譲吉博士の尽力で、日本人NY居住者の会から、NY市に約2000本の桜が寄贈された記念の公園です。
写真は1960年に、今上天皇の皇太子時代に賜られた燈篭です。
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財団法人「日本さくらの会」は、国花である「さくら」を愛する心を広く国民によびかけ、その恒久的な保存、育成および普及の方策を研究して、その推進を勧奨し、桜による国土の美化をはかり、国民の明朗高雅なる精神を昂揚し、桜を通じて国際親善に資することを目的として、昭和39年9月29日(現国土交通省認可)に設立され、次のような事業をされています。
(1) 桜の愛護、保存、普及事業。
(2) 桜の名木、巨木、桜名所の顕彰と保護のための桜苗木の寄贈。
(3) 国公立さくら園設置の推進。
(4) 桜の培養、優良品種の確保、育成。
(5) 国際親善のための桜寄贈および協力。
(6) 桜の研究、相談、機関紙、資料等の編纂、発行及び頒布。
(7) 桜に関し功績のある個人、団体の表彰。
財団法人 日本さくらの会
〒102-0093 東京都千代田区平河町2−3−10 麹町山晴ビル
日本さくらの会の会長は、綿貫民輔
衆議院議長 です
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