東海北陸自動車道で最後の難関として未開通となっている飛騨清見(岐阜県高山市)−白川郷(同県白川村)両インターチェンジ間の飛騨トンネル(10.71km)の本坑が13日午前、先進坑の掘削開始から9年半を要して貫通しました。
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岐阜県飛騨市河合町の本坑内で開かれた貫通式には、古田肇岐阜県知事や斎田道男富山県副知事ら約160人が出席し、午前10時40分ごろ、TBM(トンネルボーリングマシン)を動かして貫通させました。
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1997年7月から先進坑の掘削をしていましたが、軟弱地盤と大量のわき水に工事は難航していました。TBMが土砂で8回も押しつぶされ、水抜きボーリングや補強工事を強いられるなど困難を極めた工事でしたが、同トンネル(対面通行)が完成すれば、関越トンネル(11.055km)に次ぐ、国内2番目の長さの道路トンネルとなります。 |
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飛騨トンネルが貫通により、東海北陸自動車道は来年3月までに185キロの全線が開通します。
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東海北陸自動車道の概要
名神高速道路と北陸自動車道を結ぶ総延長185kmの高速自動車国道です。
太平洋側と日本海側が直結され、中部内陸地帯の開発と発展に大きな効果が期待されています。 |
起 点:愛知県一宮市(名神高速道路)
終 点:富山県小矢部市(北陸自動車道)
延 長:184.8km(岐阜県内141.7km)
道路区分:第1種3級
設計速度:80km/h
車 線 数 :4車線(白鳥以北は暫定2車線)
事業主体:日本道路公団 |
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