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トピックス No.109
2006/10/16
21年度末までに駅舎を北陸線ホーム上に
JR高岡駅を橋上駅化に
南北自由通路を建設

 高岡市は19年度末までにJR高岡駅を橋上駅化する工事に入り、24年度末の利用開始を目指すこととしました。
 
 北陸新幹線の開業までに、JRや路線バス、路面電車の万葉線などが乗り入れる同駅周辺のターミナル機能を高めるため、9月議会で補正予算にJR西日本との工事協定締結に必要な71億円の債務負担行為設定しました。
 
 JR高岡駅周辺整備は、遅くとも26年度末とされる北陸新幹線の開業までに、第1段階の工事をほぼ終える計画で、21年度末までに現在1階にある駅舎を北陸線ホーム上に移し、24年度末までに駅の南北を歩行者が行き来する自由通路を建設、同年度末から駅舎とともに利用開始する計画です。
 
 25年度から27年度にかけて、ステーションビルを建て替え、北口、南口の駅前広場を整備し、万葉線をステーションビル1階へ延伸します。
 
 当初計画では、2階部分の高さで自由通路とステーションビル、駅前ビル、末広町商店街をつなぐ計画でしたが、27年度までの第1段階の計画では駅前ビルや末広町側へのデッキ設置は見送ることとしました。
 
 27年度までの事業費は、橋上駅に39億円、自由通路に22億円、北口広場に12億円、ステーションビルに21億円などを見込み、総額150億円。国庫補助は65億円で、交通事業者が3億円、市の支出は82億円を予定し、合併特例債を活用する方針です。
 
 JR関連の工事部分71億円については、契約前に予算を確保するため、補正予算に債務負担行為を設定したものです。
 
JR高岡駅
1898年(明治31年)
   中越鉄道現城端線部分の黒田(現二塚駅付近)-高岡間の開通に伴い開業。
1899年(明治32年)
   北陸本線が乗り入れ。
1966年(昭和41年)
   駅舎を改築、地下商店街を設置。現在の駅舎はこのときのもの。