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トピックス No.100
2006/06/01
皆さんのご声援で 月2回のトピックス も 100号 を発信することができました。
町並み保全に独自規制
高岡市が景観行政団体に
高岡市が景観計画区域を設定

 富山県は高岡市が景観法に基づく「景観行政団体」になることに同意しました。富山県では第1号になります。
 
 高岡市は歴史的な町並みや農村風景の維持、北陸新幹線新高岡駅周辺の秩序ある景観づくりを目指した景観計画を18・19年度に策定し、独自の規制を行うことで景観を生かしたまちづくりを進めます。
 
 景観行政団体とは、景観法(2004年6月制定、12月施行)に基く諸施策を実施する行政団体のことです。
 地方自治法上の指定都市、中核市の区域にあってはそれぞれ当該市が、その他の区域にあっては都道府県がなりますが、その他の市町村も都道府県との協議・同意があれば都道府県に代わって景観行政団体になることができます。
 景観行政団体は、景観計画の策定・変更と景観計画に基づく行為の規制の他、景観協議会を設立・運営、景観形成に取組むNPO法人や公益法人を景観整備機構として指定するなどの業務を進めます。
 
 高岡市内には、伝統的建造物群保存地区の山町筋の土蔵造りや狭間格子造りの金屋町などの歴史的な町並みや散居村や鎮守の森などの田園風景が残っています。
 

無電柱化や石畳で整備され、狭間格子が美しい金屋町のまち並
 
 今後高岡市では景観計画区域を設定し、建築物や屋外広告のデザインや色彩について指導するため、学識経験者や市民で構成する景観協議会に諮って、景観計画を策定し、エリアや規制内容について協議します。