ご意見・ご相談・お便りの中から

 このコーナーでは、読者の皆様から寄せられましたケース会議以外の、ご意見・ご相談等を幅広く紹介していきます。
 読者の皆様の交流の場になれば幸いと考えております。
 ホームページの編集を始めてから暫く経った頃、塚本氏が「社会保障と人権連絡会議inとやま」ホームページの中で次のように記述されているのを目にしました。
 私が気がかりであった事が、現実のものとして現れていますので、紹介致します。
 尚、塚本氏は繊細な心配りで、対象者の立場で問題解決する事の出来るソーシャルワーカーです。

 『2000・4・15 ついに介護保険がスタートしました。3月の現場実務は、厚生省からの解釈通知が遅れたので大混乱しました。土日夜間も残業して介護支援専門員が行ってきたことは、ケアマネジメントではなく介護保険給付管理でした。給付管理に必要な限りで、ケアマネジメント資料を作る。つまり、ケアマネジメントなしの書面のつじつま合わせが横行してしまいました。これでは利用者も混乱してしまいますし、いずれ落ち着いた時点で問題整理を行う必要があるものと考えています。初回報酬請求期限の5月10日までは予断を許さない状況と思います。
 2001・5・18 前文省略 介護保険が始まって1年余り経過し「これではとうてい満足のいく仕事が出来ない」とあきらめてから、残業を減らすようになりました。 後文省略 』


 この文面から、介護支援専門員が、期待を持って全精力を注ぎ込んだ介護保険における役割が、実際はその給付管理でしかなかった失望感が感じ取れます。
 ソーシャルワーカーとして熱意を持っている方ほど、この感が強いのではないかと思います。
 私はこの問題に関連して「在宅介護支援センターが介護保険実施後も在宅介護支援センターである為に」で考え方を紹介しておりますので、参照願います。

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2003・9・13
在宅介護支援センターの介護支援専門員Mさんから、地域で行われた「社会福祉講演会」の一部をお知らせいただきました。
メールの標題は「ソーシャルワーク」です。

「アジアの社会福祉から学ぶもの」

ソーシャルワーカーとは、社会の目の見えないところで社会の苦しみを支えている人と教わりました。
職場・家族・友達・町を多様性を認め合う中でそれぞれについてよくしたいという心。
また、人間的・宗教的にフリーであって、自分の宗教・価値観を相手に押さえつけないスピリチャーなものを認め合う。(1+1=2)と化学ではわりきれないもの。

自立とは、自分の生き方を社会の変化に流されない。
ソーシャルワーカーになるよりソーシャルアートになれと・・・。
自分がやらなきゃ誰がやる・・・。
アートとは、技術・芸術でもなく、両方含んだもので、その人が持っているその人らしさ。
そして、世界の歴史を問う前に日本の歴史、尚且つ自分の住んで入る町の歴史を知ること。自分の職場で出会う生活障害のある人達から学ぶ。

交流・共同型社会へ
コミニュティワークとは、町が好きでその町をどう再建していくか?

町ワーク(町づくり)
エイプルアートの成熟とは、信頼と共感・・・。
信頼のないところには、何の創造も生まれない。
共感のないところには、何の助け合いも生まれない。
自分の職場を家族を町を見つめる。

福祉のイメージ
意識を変える。環境を変える。自分から変えていく。
当たり前の見方を変えれば当たり前でない。
何が真実か?そこに存在している普遍性・ヒューマンライフ・人間性(人権)を変えていく。

そこで、環境を変えるということに対して、いっしょに講演に参加した友人が「環境を変えるには今の職場を去るしかないかなって思ったけど、Mさんをみていて、この現実を変えていく勇気が必要なのね。」といってくれました。
私は、正直、今の職場でのいろんな面での闘いに対し、不安・迷いが伴いながらの実行でした。でも、今日、K先生の講演をお聞きしてこれからの勇気を頂きました。
とにかく、職場を改善すること。ご利用者のためによいケアを提供できる施設づくり。そして、地域の連携がよりすばらしいものへとなることを願って努力していくことなど・・・。

ここにソーシャルワークがあると信じて・・・。

二上さんは在宅介護支援センターの役割を追及しておられる。すばらしいことです。
町をよくすることを担っています。
そして、公平・中立な事業所の拡大にむかって、私も考えていきたいと思っています。


少しはずかしいコメントでしたが・・・Mさん、ありがとう。


2003・8・21
昨年8月、M市 ケアマネジャー 江川さんから、「ケアマネジャー交流会」と、行政主体の「在宅ケア会議」が一つになって「実践的な地域福祉ネットワークの構築」に向けて歩み始められた経過を頂きました。
その続報をいただきましたので、素晴しい地域活動 でご紹介いたしました。
ご参照下さい。


2003・8・17
新しく 掲示板等の発言記録 をまとめました。
掲示板やメーリングリストで発言してきたこと、これからの発言を掲載していきます。
お時間のあるときゆっくりとお読み下さい。
結構幅広く発言しています。


2003・6・14
在宅介護支援センター職員の方から、「手応えあり。」のメールをいただきました。
素晴しい地域活動にご紹介いたしましたので、ご参照下さい。


2003・5・5
今日、公開会議「ケアマネジメントの独立に向けて」の最終校正が終わりました。
ところでこの間、このコーナーへ書き込みをしていませんでした。(お詫び申し上げます)
この4か月間に、数多くの情報やご意見・ご相談がありましたことをご報告いたします。

高岡市の新事業・移送問題・医療機関の連携・「介護問題」による殺人事件・告発・社会福祉法人の不正・僻地での在宅介護支援センターの地域活動・在宅介護支援センターの台帳整理等などです。
また、独立・中立型介護支援専門員全国協議会に協力会員(全国会議の反訳)として参加させていただき、メーリングリストにも加えていただけた事は特記すべきことです。

また、不正をなくする意味で、掲示板等への書き込みや、心のサポートができたことに、インターネットの素晴らしさを感じております。


2003・1・4
メールで地域情報を頂いている、元ホームヘルパーさんから「介護相談員派遣事業」に関する情報を頂きました。
ヘルパー資格がスタートした頃、合宿研修だったそうで、当時の仲間が定期的に全国各地から集まられるそうです。
その中からの情報です。
「ヘルパー同期会は8人の参加で、ヘルパーの仕事範囲が話題になりました。
交代で訪問する場合、あの人はやってくれる、この人はやってくれない・・・そういうことが未だに一番の問題のようです。」


介護相談員派遣事業

○制度の趣旨
*性格 :丹羽前厚生大臣の構想による「介護サービスの質の確保のための第三者機関」を制度化したもので、厚生省の介護保険制度適正実施指導事業の一環として実施されるもの。
*:全国=160市区町村で実施(厚生省モデル事業)
  府下=大阪市・堺市・枚方市・池田市・和泉市・高槻市
〇制度の目的
*申し出のあったサービス事業者等に相談員の派遣を行う事により、利用者の疑問や不満、不安の解消を図るとともに、派遣を受けた事業所における介護サービスの質的な向上を図る。
*事後的な解決ではなく、苦情に至る事態を未然に防止すること及び利用者の日常的不平、不満または疑問に対して改善の途を探る事を目指す。
〇介護相談員の活動
*訪問頻度:定期・随時訪問(目安:1事業者について2週間に1回程度)
*活動内容:利用者と事業者の橋渡し役として、利用者の疑問、不満、心配事等に対応し、サービス改善の途を探る。また活動状況について事務局への報告を行う。
〇事業運営主体としての事務局の業務
*介護相談員連絡会議の開催
(相談事例、サービスの質の確保、苦情解決等についての研究)
*処遇困難事例についての対応及び解決(関係機関との連携)
*介護相談員の活動状況についての市民への情報提供
〇介護相談員の概要
*相談員の委嘱(8人市内を4ブロックに分け、1ブロック担当2人)
   ・所定の研修修了者で、事業活動の実施に相応しい人格と熱意を有する人
*研修:(財)さわやか福祉財団による全40時間の研修
   ・4日間の集中研修+施設等訪問実施研修+1日フォローアップ研修
〇実施時間:制度の設置  12年10月
      研修の受講  〃  11月
      活動の開始  〃  12月

 介護保険制度が導入されたことにより、従来は行政の措置で決定されておりました「高齢者福祉サービスが、利用者と事業者との間で取り交わされる「契約による利用」へと転換が図られました。
 介護相談員派遣事業につきましては、契約当事者としての利用者の保護を一層図るとともに、提供される介護サービスの質の向上をめざして、厚生省が本年度からモデル事業として実施するもので、本市としましても、市民各層から「苦情処理に係わる第三者機関」の設置に関する要請を頂いておりますので、この事業を実施することにしました。
 このため、介護相談員の皆様には次に掲げる活動を行っていただくことになります。

一 活動の基本原則
 介護相談員の活動にあたっては、利用者のプライバシーを守ることを基本原則といたします。
 また介護相談員は、事業者の評価は行わない事を基本原則といたします。
二 活動の目的
 介護相談員派遣事業につきましては、何らかの問題が発生した場合の事後的な問題解決型の対応ではなく、サービス利用者の不満、不安や疑問などに気づき、きめ細かく対応していただく事により、苦情にいたる事態を未然に防止する「問題発見型」の事業です。
三 活動内容
* 事業所へ、おおむね2週間に1回程度訪問していただくこと
* 原則として二人一組で、入所者や利用者の話を聞き相談にあたっていただくこと、なお、相談を受ける対象者は利用者とします。
* 介護サービスの現状を把握していただくこと
* 施設で開催される行事などに参加していただくこと
* 問題点の把握・整理を行い、その解決方法を考え提案していただくこと
* 事業所の管理者や従事者と意見を交換していただくこと
* 活動状況について事務局に報告していただくこと
* 対応が困難な事件の場合には、速やかに事務局に報告していただくこと


(返信メールの中から)
「高岡発・介護問題研究会議」は革新的な方に取り囲まれています。
でも、私も含めた皆様は、福祉の原点を訴えているに過ぎません。
福祉の原点が革新的考え方になっている現状を危惧しております。

利用者側からサービスの質を良くする為の制度で、行政の姿勢を問うオンブズマンの、利用者側制度と受け止めました。
機能を発揮してもらいたいと思います。

夢を持って取り組んでおられる方には申し訳ありませんが、介護保険制度は負担方法が変わっただけ、「介護の社会化」には程遠いという実感を持っています。
「必要な方に必要なサービスを」この考え方をケアマネジャーの方々にもって頂きたいと思います。
(裏返せば、必要ないサービスは必要ない。ということです。一市民って便利ですね。)
医療保険破綻(介護保険はこの部分も負わされています)の原因が、医師のモラルに起因していますので、教訓として頂きたいと思います。

それにしても、社会福祉法人が役割を意識していない事にも怒りを感じます。
経営管理者が問題と受け止めています。
一ケアマネジャーの責任ではありません。


2002・12・1
 「福祉・介護オンブズマン 日下部 雅喜 様」より、リンクに関してお便りを頂きました。
 全文ご紹介いたします。

二上 様
 HP拝見しました。「虚構」のページももじっくり読ませていただきました。特養在職中の不当な扱いに毅然と闘われた姿勢と、その後も指導員時代の経験を生かして介護問題の深く、広い活動をされていることに敬意を表します。
 小生は、平成8年9月〜平成12年3月まで、社会福祉法人・施設の指導監査の仕事をしていました。経過があって、不当配転になり、現在は「福祉・介護オンブズマン」として、監査担当時代にできなかった夢を追っています。何か二上様の行動に共通するものを感じています。
 わたしのHP「福祉・介護オンブズマン」に貴サイトのリンクを張らせていただきたいのですが、いかがでしょうか?
    http://www.eonet.ne.jp/~ombudsman/
 日下部雅喜

2002・8・20
 約2ヶ月前の「介護支援専門員掲示板」への投稿がキッカケになりました。
 M市 ケアマネジャー 江川さんから、「ケアマネジャー交流会」と、行政主体の「在宅ケア会議」が一つになって「実践的な地域福祉ネットワークの構築」に向けて歩み始められた経過を頂きました。
「介護問題」コーナーの素晴しい地域活動でご紹介いたしました。
ご参照下さい。

「待つ福祉から、発見できる福祉」 大変共感できるテーマですね。の添え書きが有りました。
M市の「素晴しい実践的な地域福祉ネットワークの構築」に、高岡からエールを贈ります。

2002・8・17
「ケアプランの広場」掲示板に次の内容で投稿しました。

在宅介護支援センターの本来の仕事

hideo さん、非常に難しい質問を頂きました。

 ソーシャルワーカーの定義ですが、在宅介護支援センターは、異職種の組み合わせで設置された、ケアマネジメント機関です。「ソーシャルワーカーと看護婦、又は、保健婦と介護福祉士」と表現してあったと記憶しています。

 そこで、ソーシャルワーカーの資格が問題になるかと思います。
 手元に7年前の名簿がありますが、社会福祉士はごく僅か、ほとんどの方が社会福祉主事任用資格です。福祉資格以外(資格なし)でソーシャルワーカーを名乗っておられた方もあります。私は資格よりも、その仕事の内容に重きを置きたいと考えています。(私はその他大勢の資格です)

 在宅介護支援センターは、地域における身近な相談機関として、保健・医療・福祉・行政との連絡調整や、対象者の援助を、総合的に行う事を目的としています。又、支援センター協議会を組織して、相談協力員の方々と共に、地域に密着した地域・福祉活動も求められています。(当時、高岡市では、校下の民生総務・副総務に市長の委嘱状が出ました)

 介護保険は、措置から契約へ、サービス提供と負担の方法が変更されたものであり、保健・医療・福祉や行政・地域の役割は基本的には変わっていないと理解しています。

 そこで「介護保険で、対象者が減少したこと以外に、どのようなことが変わりましたか分からないのです。」に関して「ケアマネジャーとソーシャルワーカーの業務の境界は?」http://www1.tcnet.ne.jp/kaigoken/newpage2repo-tono3.htm で、ケアマネジャー資格の無いソーシャルワーカーは、介護保険下で、ケアマネジメント出来るのか?を探ってみました。ケアマネジメント機関ですから、ケアマネジメントは出来ます。ただ、介護保険の給付管理は出来ません。
 在宅介護支援センターは現在「迷える子羊」なのではないでしょうか?
 松本さんが力説されている様に、「介護保険は数ある社会資源の一つ」と言う事です。

 又、私は、より身近なケアマネジャーさんにケースを担当頂くことが、最も良い方法ではないかと考えています。勿論、馴れ合いにならないために、サービスの質を高める努力をして頂く事が大前提となりますが、特に、在宅介護支援センターには独立機関としての位置付けが必要かと思います。
 通所・訪問・入所(短期)各サービス機関にもケアマネジャーが配属されていると思っていますが、利用頻度が高く、生活に密着したケアマネジャーが担当する事によって、利用者の状態の変化にも即対応出来るのではないでしょうか?

 「必要な方に必要なサービスを」これは囲い込みに当たらないと考えます。
 又、ハンコだけの連携も無くなるでしょう。
 公正取引委員会のご指摘は、関係者の姿勢の問題であったと思っています。

 在宅介護支援センターには、地域の情報発信基地であって頂きたいと考えますし、地域のケアマネジャーさんの相談にも乗れる様に力をつけて頂きたいと思っています。
 そして、困難ケースは進んで担当頂きたい事と、「介護問題」を発見できる地域のネットワークを作って頂きたいと思っています。
 「待つ福祉から、発見できる福祉へ」
 『高岡発・介護問題研究会議』の大きなテーマです。

 hideo さんの質問に、肉の方が多くついてしまい、細部に亘ってご説明出来ませんでしたが、仕事は資格がするものでないと思っています。
 目的に向かって、役割を果たして行かれる事を望んでおります。

 最後に、独立・民間事業所のケアマネジャーの方々には、「第三者機関」としての重要な役割もあることを付け加えさせて頂きます。

2002・7・15
非常に重要な内容です。
「ケアプランの広場」掲示板(管理者松本博規さん)から

  地域ネットワーク、地域組織化、地域福祉などの中核的存在は平成12年の社会事業法(現社会福祉法)改正によって、社会福祉協議会が明確に位置づけられました。地域の中で、そして民間の団体(組織)として最大規模の社会福祉協議会(全国、都道府県、市区町村)の役割は大きいと思います。

 介護保険創設より遥か以前から、地域での先進的な取り組みの事例の鍵を握っていたのは、社会福祉協議会だったことが多かったと思います。

 地域ネットワーク、連携を実現するためには、高齢者だけでなく、乳児から高齢者まで、さまざまな社会的な役割の方々まで、何の隔たりもない「地域住民」としてネットワークを形成してゆくためには、「核」「仕組み」「受け皿」「費用」「場所」など、言いかえれば「ヒト、モノ、カネ」が無いと現実的には難しいと思います。

 社会福祉協議会にはそれらがありますし、そのためにつくられた組織ですし、それに戦後の混乱期から実際に活動や成果をあげてきたことも事実です。

 したがって、高齢者の介護や支援、生きがい・健康づくりなどを考えるとき、介護保険を中心に考えるのではなく、色々な社会資源の有効な連携を考えるべきかと思います。それこそが、マネジメントです。

 在宅介護支援センターと社会福祉協議会、そして介護保険サービス事業所、その他の社会資源の連携を期待します。


2002・6・30
介護支援専門員掲示板 http://village.infoweb.ne.jp/~kuniaki/suda/care.cgi で、ケアマネジメントを「中心となるサービス機関所属のケアマネジャーが担当する」考え方を紹介しました。

(ここから)
RE:なんで怒られるの?

 推測も交えて返信します。元在宅介護支援センター・ソーシャルワーカーです。
 私は、ケアマネジメントを「中心となるサービス機関所属のケアマネジャーが担当する」事が、利用者の立場で、最良の方法かと考えています。
 と言いますのは、利用者の状況の変化が日々、情報として入るからです。

 〇〇 さん は、ディサービスセンターあるいは、在宅介護支援センター所属のケアマネジャーさんと推測いたします。

「昨年暮れに体調を崩しほぼ寝たきりになった為、」
 この時点で、当然、訪問系機関に相談された事と思います。この時点で、ケアマネジメントも申し送りする事を考えて頂きたかったと思います。
 状況が好転すれば、元に戻されれば良いのではないでしょうか?

 このケースは、医療・福祉の協働で、利用者に改善が見られた素晴しいケースだと思います。
 もう1歩進んで、「保健・医療・福祉の連携」について考えて頂きたいと思います。
 ケースに最適なケアマネジャーが担当する方法を、地域で話し合って頂きたいと思います。

 私は、通所系サービスと訪問系サービスの両方を利用される場合は、介護者との接点から考えても、訪問系事業所が中心となるサービス機関と考えます。

 参考ですが、公正・中立の立場から「ケアマネジャーを第三者機関(利用者・サービス機関そして第三者)から選ぼう」との考え方の方もありますので、補足致します。
(ここまで)

 利用者に最も適したケアマネジャーが担当出来るように、地域で工夫して頂きたいと思います。
 そして、この事が「囲い込み」を無くす、一つの方法と考えます。

2002・6・23
「育児と仕事」の話になりました。
社会福祉士掲示板 http://cgi2.tky.3web.ne.jp/~kuniakey/cgi/kaigi.cgi での事です。
最近いただいた情報をまとめて返信しました。

(ここから)
 「仕事に魅力を感じないわけではないですが、子供にはその時しかないわけですから。」
 そうですね、仕事はいつでも出来ますから。

 現在、「輝いていらっしゃる女性」が、HP読者においでます。
 子育てが終わり、ケアマネジャーとして働いている中で、私のHP『高岡発・介護問題研究会議』に出逢われたそうです。
 HPの中から、地域の連携の大切さ、「介護問題」の重要性を感じて、行政に提言する勇気を得られたそうです。

 行政側も、その重要性を理解したらしく、関係者の意見交換会の中で、「新たに始める地域ケア会議の中で、支援センター・民生委員・保健センター・自治会・いろいろな職種間やサービス事業所等の連携をもって問題解決できる方向へ考えている」と約束頂けたそうです。
 素晴しい地域活動が始まります。

 女性って素晴しいですね。この様な生き方、尊敬します。
(ここまで)

 先日お逢いした元同僚の方も、子育てに専念しておられます。
 子育てが終わったら、是非復職して頂きたい方です。
 復職は「相談業務」で、と期待しています。

2002・6・6
 塚本さんの新聞記事を送って頂きました。 平成年6月5日(水)朝日新聞 「くらし面」
 点検 介護保険
 ケアマネの質 どう向上、経営とサービスの両立を探る
 公正に反す「囲い込み」、「独立」かなう仕組みに

 肩書きは「所長兼介護支援専門員」。この4月、ケアマネージャーとして独立開業した富山県大沢野町の塚本聡さんは、刷りたての名刺を手に約50人の利用者宅を訪ねて回る毎日だ。
 介護保険が始まって2年間、短期入所や通所介護を行う事業者が併設する事務所で働いた。その間も、利用者には「ケアマネは、第三者機関から選んだ方がいですよ」と説明してきた。介護サービスの事業者とは関係のないケアマネージャーを、という意味だ。
 介護事業者は、一つの法人が数種類の在宅介護サービスを運営したり、介護保険施設とグループだったりする。その一部門で働くことが多いケアマネージャーは、職場の圧力や暗黙の配慮から、自前のサービスを優先的にケアプランに組み込む「囲い込み」の誘惑にさらされる。塚本さんも実際に、わざわざ遠方の通所リハビリに通わされた利用者の声を聞いた。
 ケアマネージャー業務の赤字をサービス事業本体の黒字で埋める。この構図が続く限り、利用者本位のプランを作るのは難しい。
その考えて独立に踏み切ったが、収入は半減しそうだ。
 「独立事業所のケアプラン作成費を採算ペースに引き上げて、逆に囲い込み型のケアプランは報酬を引き下げる。支援事業所を、本来の公正・中立な姿に誘導する必要があるのではないでしょうか」と提案する。


 在宅介護支援センターが「本来の仕事」を出来るように願って、現在レポート作成中です。
 「囲い込み」の無い、公正・中立な立場を堅持出来るように、内容を検討しています。
 「研究会議NO5」のたたき台です。大いにご批判を頂きたいと思っています。

2002・5・1
「施設長はプロであって欲しい、そしてスーパーバイザーであって欲しい」
 HPの中で、上記の様に記述しております。
 読者のケアマネジャーの方からご意見を頂きました。

 在宅においても、事業者、管理者がスーパーバイザーとして意見を共有してくれたなら、どれほど心強いことでしょう。
 外への連携の前に事業所の中で相談・指導してくれる方がいればケアマネの精神的負担も軽減される事と思います。
 ケアマネの苦労も理解して下さるというものです。
 どこの事業所でも事業主側とケアマネの思いは対立しており、それでは利用者にとってよいケアマネジメントができるはずはないですね。


(返信)
 生活指導員になり、最初の全国研修会が「主任生活指導員研修」でした。主催は全社協でした。
 初日の「スーパービジョン」の講義の余韻が翌朝にまで残っていました。
 会場の熱海「シャトーテル赤根崎」の展望浴場で海から上ったばかりの朝日を眺めながら、講義内容を思い起こしていました。

 特養施設長は行政からの天下りの方が多くおいでます。「社会福祉施設・施設長資格」の通信講座で資格をお取りになった方も多くおいでます。(私も通信講座の社会福祉主事資格ですが)
 「天下りの為の資格」では無く、福祉に携わった経験を生かして頂きたいと思います。
 経験豊富な方に天下りして頂きたいと思っています。

 4月から始まった「ケアマネジメントリーダー事業」のリーダーには、スーパーバイザーとしての役割が求められていると思います。
 その研修の主なテーマが、「対人援助技術」だったと聞いて、がっかりしています。
 「地域援助活動」コミュニティー・オーガニゼーションも内容に含まれていればよかったのに・・・。と思っていますが、実際は知りません。

2002・4・25
介護保険の正当な利用について (返信)
シニアナビ「玄海の風」さんの掲示板に次の内容で書き込みさせて頂きました。

 介護保険開始1年前、近所の在宅介護支援センターのワーカーさんや心ある老人福祉関係者たちとつくづく話しあったことは、介護保険はあとの2つの車輪で支えないと、措置制度が守ってきたことを守れないということでした。
 その2つの車輪とは、成年後見制度とオンブズマン制度でした。


 人権擁護と介護保険サービスの社会的責任の監視。重要な問題だと思います。
 そして、社会から忘れられた方(忘れた方)を発見出来る地域の体制作りも重要な事だと思っています。
 在宅介護支援センター・ソーシャルワーカーとして、「ケアマネジメント機関であり、ケアマネジメントのために、地域での保健・医療・福祉そして老人クラブ等(町内との窓口として民生委員を選びましたが)との連携」を業務の指針としてきました。

 二上さん、在宅介護支援センターのソーシャルワーカーの役割、ケアマネジャーと両立するのは、難しい課題ですね。

 介護保険で、ケアマネジャーという新しい職種が出来ました。当然、ケアマネジメント機関のソーシャルワーカーの方々も資格をお取りになりました。ケアマネジメントが忙しくてケアマネジャーの仕事でいっぱいです。と言うのが現状なのでしょうか?
 優秀なソーシャルワーカーの方には失礼な言い方なのですが、あえて言わせて頂きます。
 在宅介護支援センターは、地域活動の必要性を忘れておられます。又、介護保険と同時に倍に膨れ上がった在宅介護支援センターは、地域との連携(連絡調整)が老人福祉法に明記されている事すらご存じないのではないかと思われます。
 地域での連携無くして、ケアマネジメントが出来るのでしょうか? 

 在宅介護支援センター職員研修会と言えば「ケア(ケース)マネジメント」の講習でした。
 今回始まった「ケアマネジメントリーダー」に対する昨年の研修の中心テーマが「対人援助技術」だったと聞いております。
 私は「ケアマネジメントリーダー事業」に対して期待感を持っていました。しかしこれでは、介護保険の延長でしかありませんね。指導的立場の方に対する研修としては、少し寂しい思いをしています。
 よろしかったら、実態をお聞かせ頂けないでしょうか。

 やはり、在介は、地道に地域の人の助けを儲けぬきでできるような体制が必要なんじゃないかと思うのですが。

 その為にも、皆様に訴えています。今後ともよろしくお願い致します。
(ここまで)
シニアナビ 40代から入会できます。 http://www.senior-navi.com/community/jkl/1669_index_msg.html
 「玄海の風」さんの掲示板で「地道な地域の人助け」論議が始まります。この機会にご入会、如何でしょうか?

2002・4・21
「困難ケース」に取り組む環境?
「ケアプランの広場」掲示板 http://www.ff.iij4u.or.jp/~vitamin/ に次の内容で書き込みさせて頂きました。
(ここから)
「人間関係の援助方法(介入と調整)」
 考えれば考えるほど難しい課題だと思います。
 7〜8年前の全国在宅介護支援センター職員研修会でこんな話しがありました。「他人(ひと)と話をするのが苦手な方、嫌いな方には向かない職種です」と。

 私、決して話は上手ではありません。「相手に伝えなければならない事は伝わる」程度の話術しか持ち合わせていません。 当時周りに居た女性は、話しの好きな方が多く、話題も豊富に見えました。が、人間関係を作る為の話術とも又違った感じがしています。
 文章で内容を相手に伝える為に、いつも長々と書いています。表情が分からないので、一方的に文章を書きます。しかし、相手が居れば、相手の理解度も感じることが出来ますので(空返事の事もあり、実際はどうか分かりませんが)一応判断は出来ます。

 松本さんも「ケアマネジメントと困難事例」4月20日の中でお書きになっていますが、「困難ケース」は、ケースの内容が困難な場合と、介護者(家族・親族)に問題がある場合がありますが、後者について、色々な方法を駆使してきました。
 先ず、話を聞いていただける「耳」を持って頂くことに全精力をかけていた様に思います。勿論、対象者本人中心の話を進めるための、家庭内での人間関係の話しから、やんわりと入ってゆきます。

 何度か、戸主を叱りつけた事があります。勿論二人だけの時。相手は夫であり養子さんでした。若い方や、女性の相談員にはお勧めいたしません。
「老人ホームでもどこへでも連れて行ってくれ」と言った養子さんが居ました「あなた方のお母さんでないのですか」少し口調を荒げてこう言うと、座りなおして、在宅支援の話になりました。

「職員(援助者)個人の資質に任されているのが現状ではないでしょうか。」
 資質を私は「持って生まれたもの」と翻訳しています。冒頭の「話の苦手な方」と意味の上で、共通点があるようにも思います。

 人間としての常識を伝えるだけの話術があり、福祉的考え方の整った方なら、「人間関係への介入と調整」は決して「困難事例」では無いと思います。時間をかけて取り組む事が出来る環境の方が問題なのかも知れません。

 一人ひとりの相談員の方に、自分自身の方法を考案して頂きたいと思います。その参考の為にも、松本さんの「きちんとした形での答え」をお待ちしています。  
(ここまで)

2002・4・19
地域が機関を動かす事への実践
 掲示板からヒントを頂きました。
“1日の無事を確認する為に、植木鉢のお花を朝起きたら外へ出して頂く。夕方には家の中へ取り入れる。ただ、それだけのことのようでも「ああ、今日も元気なんだな。」と安心して見守り・・・。”
 話し合って、見守りのルールを作ればよいのですね。

 先日、自治会の総会で民生委員さんと隣り合わせになりました。地域の話を色々とさせて頂きました。問題を抱えておられる様子でした。
 新自治会長がお酌に見えられたので、執行部と民生委員のパイプを持って頂けるようにお願いしておきました。
 民生委員には後程「介護研ニュース」をお届けしました。自治会の中で「介護問題の発見」に取り組んで行きたいと思います。
 問題を自治会の中だけで抱え込まない為にも、行政や在宅介護支援センターとのつながりが出来て行けば良いと思っています。

2002・4・1
 有能な在宅介護支援センター・ソーシャルワーカーが独立され、富山総合福祉研究所を設立されました。「地域医療・保健・福祉の理論研究の実践への応用と、実践に根ざした理論の構築を両立し、両者を理想的な形で統合する事に微力を傾けてまいる所存です。」
 ご挨拶の意味に重みを感じます。「既存組織の良いところをのばし、問題のあるところを改めていく」姿勢を貫いて頂きたいものと思っております。

2002・3・18
メーリングリストで2件、在宅介護支援センターの方の投稿に返信しました。以下返信メールです。
(1)「公取委の報告について」
例えばK市では、在宅の要介護認定調査は、在宅介護支援センターに委託。(一部は市職員が実施)
このため認定がおりると、要介護認定に行ったケアマネの在支に、ケアマネ依頼が殺到しています。


 本来、在宅介護支援センターは、ケアマネジメント機関として制度化されました。

市は介護保険になった激減緩和措置として、これまでの半分の、約1人分の人件費分を補助していますが、これからは消えます。
そして国の介護予防事業を、在支に降ろすので、在支は居宅支援事業の業務は半分まで、と説明しました。


 こういう実態だったのですか。

在支自体は報酬単価が低いから、収益を上げていないけれど、マネジメントすることで、併設事業所のサービスにつなげているし、市から「在支」の看板を借りることで、実態のない信用?をバックに、集客しているのだし、

 サービスの囲い込みの問題ですね。

「私たちは福祉の精神でやってるのだから、市は今後も補助金を出し続けるべきだ」と要求していました。

 市は、在宅介護支援センターの委託費を従来どおり支払い、在支のケアマネジメント報酬は、市が受ける。という制度にすれば問題は解決しませんかね?例えばの話しですが・・・・。

(2)「ケアマネジャーの福祉の心を探る(牧野忠康先生)講演の感想
    URL  http://www.sala.or.jp/~keizou/makino2/makino2.htm

 こうしたケースでは、ケアマネージャー単独ではなかなか解決が困難です。
専門医も含めた医療機関、サービス事業者、民生委員など地域の関係者などでネットワークを組み、市町村の介護保険・高齢者福祉担当部署、保健所などがそれを責任持って援助する。そうした体制で、情報交換し問題への対応を検討、実施し、見守っていくことが不可欠だと思います。
「困難をケアマネだけで背負わないでネットワークで解決を」と声を大にして発言していきたいと思います。


 困難ケースをネットワークで解決する実践の中で、地域に「福祉コミュニティー」が出来て行けばよいですね。

 現実の介護保険制度の中では、ケアマネージャーには高い専門性や独立した権限にふさわしい地位や報酬は位置づけられていません。・・・・・・

 先日、返信に、部外者でありながら、簡単に「市は、在宅介護支援センターの.委託費を従来どおり支払い、在支のケアマネジメント報酬は、市が受ける。という制度にすれば問題は解決しませんかね?例えばの話しですが・・・・。」と書いてしまいました。

 これは、悪までも、例えばの話しですが。 
 本来、在宅介護支援センターは(地域活動を内包した)ケアマネジメント機関として制度化されているわけですから、従来通り、委託費は支払うべきと考えました。介護保険下で生じた訪問調査やケアマネジメントについては、支援センター業務として委託されている訳ですから、多いか少ないかは別として、その報酬は行政が受け取ればよいと思いました。国の介護予防事業に関しても、支援センターに委託する訳ですから、事業費については行政が受け取れば良いのではないか・・・・・と。
 しかし、財政の事ですから、そんなに簡単な事ではないと思います。
 支援センターが本来の仕事が出来るように、行政は前向きに考えて行く必要があると考えます。そして、サービスの囲い込みも少なくなるのではないでしょうか?

 「研究会議NO3」は、地域のネットワークの問題です。もしよろしかったら、議論にご参加いただいて、議事録にご意見を残して頂けないでしょうか?
 また、MLの皆様にも会議へのご参加をお願いしたいと思います。
 そして、地域で「ネットワーク」が話題になることを望んでおります。

2002・2・27
経管栄養に関して、メーリングリスト等でお話させて頂きました。

 経管栄養の次には褥創の問題が出てきます。生活指導員になって3日目に亡くなられた方の褥創は骨まで達していました。
 私は、そうなる前に、医療が必要な方は、設備の整った病院へ。医療管理が必要な方は、医療スタッフのそろった施設へ転院の方向で対応してきました。地域における施設間のネットワーク活動と理解しております。

 これ、とっても同感です。「食事をしなくなって、熱が高くなって・・・1週間です。」なんて状態での入院は、ごめん被りたい。「1週間前に連れてきてよ・・・」です。
 自分の許容範囲を知り、それを守って、医療も介護もするべきだと思います。無理はせず、出来ないことは、出来るところにまかせる。(早めに)利用者の幸せが一番ではないでしょうか?
 ・・・って、逆に、医療が必要なくなった方は、介護の施設に引き取って頂きたい・・・一度、精神科に関わりを持つと、なかなか入所させて頂けないのです。


 現在福祉の仕事から離れていますので、元生活指導員としての実践をご紹介します。
 アルツハイマー型痴呆と診断されていた女性が、徐々に食事が進まなくなり、とうとう飲みこみも困難になってきました。施設内の事情で、経管栄養は避ける方針でした。家族希望の老人が多く入院しておられる病院(長期療養型ベッド有)は満床で入院は何ヶ月か先になるという状況でした。
 上記病院と同じ法人経営の老人保健施設相談員さんは、仕事上よくお会いする方でした、この相談直接ぶつけてみました。一両日して次のような案が示されました。
 「特養から病院へ入院・病院入院中の方を老人保健施設へ入所・老人保健施設で特養入所待ちの方を特養入所」
 当時特養ホーム入所は行政措置でしたので、入所担当者に実状を話して、そして、実現しました。「二上さん今回だけにして下さいね」と念を押されましたが、良く考えてみれば、利用者の立場で、利用者の必要としているサービスを、医療・保健・福祉連携のもと、入所・入院が実現した。という事になりますね。
 介護保険下では、契約に変更されていますので、その気があれば実行し易くなっていると考えます。
 現在、社会的入院の問題、あるいは特養ベッド数の不足等などの問題がありますが、長くなりますので次の機会にしますが、特養は「終の棲家」ではない、徘徊は家族介護できないが、寝たきりになられたら、在宅介護できる。という実例もあります。
 HPで「地域に潜在する介護ニーズ」を発見できる地域や・医・保・福のネットワークの必要性を訴えていますが、施設・病院関係の方々にも、上記のようなネットワークの必要性を訴えたいと思います。
 『必要な方に、必要なサービスを』これが『高岡発・介護問題研究会議』の一つの大きなテーマです。「研究会議NO3」も公開してあります。地域の実状をお知らせ頂きたいと思います。

2002・2・16
<老夫妻>夫の死に気づかず痴呆の妻が1か月間世話 西東京市
東京都西東京市西原町の団地で、夫(84)が死亡しているのに痴呆症の妻(74)が気づかず、約1カ月間も食事など身の回りの世話を続けていたことが14日、分かった。夫婦は2人暮らしで、山梨県内の親族が残された妻を引き取るという。
 警視庁田無署の調べでは、夫は栄養失調で衰弱死したらしく、1月中旬から夫の姿を見なくなった団地の管理人が不審に思い、今月12日に部屋を訪れ発見した。夫はこたつに足を入れ、寝ている状態で死亡していた。室内に妻がおり、食事の用意があったという。
 親族は、同市高齢者福祉課職員に「おじいさんは持病もなく健康で、今年の正月明け、孫たちが遊びに来た時も変わった様子はなかった。おばあさんも買い物にも出られ心配していなかった」と話している。
 夫婦は同市の福祉サービスを申し出ておらず、介護保険の申請もなかった。この地区の民生委員は、昨年12月から欠員だったという。
(毎日新聞)

 上記記事、複数の方からご連絡を頂きました。

 いたましい事件ですね。親族がちょっと遊びに行った位で、なかなか内情が判らないのが、痴呆の程度ではないでしょうか。かなり進んでいても、懐かしい人とは、普通の会話が出来ますし、「おかしい」と感じるには、日常の親密な交流が必要かと思います。私も身近で体験しました。たまに顔を見に行った位では判りませんでした。
 「遠くの親戚より、近くの他人」と言いますね。又、向こう三軒両隣の関係が残っている地域もあります。都会では「隣は何をする人ぞ」なのでしょうね。しかし東京のど真ん中で、小地域福祉活動が行われている地域もあります。やはり、町内の方々の考え方。と言う事になるのでしょうか?

 在宅介護支援センターは、地域活動を内包したケアマネジメント機関です。地域(町内)や医療・保健・福祉等関連機関とガッチリとスクラム組んで、福祉コミュニティーが形成されれば良いと思っています。地域活動を刺激出るのは、在宅介護支援センターしかないと考えています。

2002・2・13
 緑風園 菊地様より「研究会議NO2」に対するご感想を頂きましたのでご紹介いたします。

第2回の研究会議の開催ご苦労様でした。意義ある内容であり、地域ネットワークを今後論じる上で、貴重な資料であると思います。
 私のサイトの掲示板(http://cgi.tripod.co.jp/ryokufuuen/cgi-bin/infobbs.cgi)にも書きましたが、厚生労働省も、介護保険制度がカバーする範囲は、きわめて限定的であり、そういった意味で市町村の役割が重要であるといっております。
 この市町村の役割という考え方の中に、在宅介護支援センターの役割が占める割合はきわめて大きいと感じます。
 まとめで引用された松本さんの発言内容は、非常に重要であることを、私も常に心しております。

 さて、ケアマネジメントに関して、報酬に囲い込みのある無しで、報酬の差をつけるということに関する議論ですが、塚本様の発言内容は、もっともであると思いますが、現実として、何を持って<囲い込み>とするのかは、非常に難しい問題であり、この点、、担当区域内のケアマネジメントに際して、当然母体法人のサービスニーズが「必要なサービス」として発生する、そしてそれは囲い込みとはいえないのではないかという、議長のご指摘は正しいと思います。
 むしろ私は、「囲い込み」を最重要課題に考える以前に(囲い込みをしてはならないという倫理は当然あってしかるべきですが)、私の掲示板でも主張しているように、現在のように介護度別に報酬単価が決まるのではなく、ケアマネジメントの評価する方法や仕組みを取り入れて、同じ介護度の方のプランでも、良いプランを立てている場合と、そうでない場合の評価ができる仕組みを整え、報酬に差をつけて、良いマネジメントをしている場合には高く、そうでない場合は減算する、という方法に変えられないものかと考えています。
 具体的には、単一のサービスのプランの場合は、比較的簡単に設定や、マネジメント、管理できるわけで、複数サービスを組合す数が増すほど、利用者、担当者との調整、情報交換などに労力がかかるわけで、まず、単一サービスのプランは報酬を減らす、その上で、サービス担当者会議や、モニタリングがしっかりできている複数サービスを組み合わせたプランは報酬を上げる、といった方法はできないものか、という意見であります。この点については、まだ煮詰まっていない面もあり、今後も研究していきたいと思います。

 まとまりのない文章になってしまいましたが、感想を送らせていただきます。今後のこの会議の進展に期待いたします。


2002・2・11
 老人病院の方から情報を頂きました。
 社会的入院患者の医療保険給付180日に関してです。
 メールを送りましたので、次にコピーを紹介いたします。

 元在宅介護支援センター・ソーシャルワーカー 前特別養護老人ホーム生活指導員です。

これまで多くの老人病院は、 「Welcome 社会的入院、生活保護、住民票を病院に移す」で経営が成り立っていましたが、

 この経営方針で経営が成り立っていた事自体、老人医療・老人保健・老人福祉制度に反していましたね。背景には、特別養護老人ホームの数の不足という問題があったとは思いますが、安易に社会的入院を認めてきた事に問題の原点があると思います。
 その責任は決して医療側にだけあるとは思っていません。地方行政担当者、医・保・福関係者そして利用者(対象者・家族)みんなで作り上げた結果ではないでしょうか。

低所得者、なかんずく生活保護を中心に集めた病院は、 今、蒼ざめているようです。

 介護保険は、介護費用の負担方法が変更されたに過ぎません。低所得者・生活保護者については福祉制度の中で対処して行かなければならない事になります。病院が蒼ざめているのは、安易な社会的入院が認められなくなったからだと思います。

これで一気に在宅要介護者が増えるとは思えません。
  今回の措置では、たらい廻しを潰すため、 実質転院禁止なので、施設入所申請が急増し、在宅からの施設入所申請との競争、べッドの取り合いが激しくなると思います。 その上、在宅からの逃げ道が無くなるので、ますます居宅介護は難しくなると思います。


 「終の棲家」としての特養が介護保険以降、高年金者に「割安感から」もてはやされているそうです。その上、「入所は利用者と施設の直接契約」となると、個々の施設経営者の考え方が非常に重要になってきます。「老人病院?」の二の舞にならなければ良いが、と傍観しております。
 そして、利用者側に全く責任が無いか、という問題もあると思います。「日本型福祉国家」という何十年か前に方針決定された「介護は、家族を中心に、地域(コミュニティー)で支え・・・・」という基本がありながら、核家族化した今日、「介護が必要になったら施設に入って頂きましょう」という家庭も随分多いのではないでしょうか。
 介護保険は在宅を基本に組み立てられています。

まあ厚生労働官僚としては、 医療費の削減さえできれば、介護保険財政がどうなろうと、逼迫するのはまだ先の話、その時は自分はいないよ、だからアフター フィールド マウンテン、これでいいのでしょうか?

 これではいけないと思います。各行政担当者・医療・保健・福祉関係者そして将来利用する事になるかもしれない全国民。真剣に考えてゆかなければならない問題ではないでしょうか?片方で削減しても、片方で破綻しては困ります。

 最後に「必要な方に必要なサービスを」利用いただく為にも、別の方法を考えて行く(社会的入院・入所に関して)という姿勢を、一人ひとりのケアマネジャーさんにお願いしたいと思います。

2002・2・4
 向こう三軒両隣の情報を頂きました。
今はより身近に・・・お隣は3週間ほど前連れ合いを無くした、お爺さんが一人暮らし、向かいには骨折で寝たきりのおばあさんと、若年性アルツハイマーでもはや寝たきりの嫁、近所には年寄りがいっぱいです。
私が手を出せるのはお隣だけですが、せめておかずでもと、せっせと運んでおります。いつか自分も行く道と思えば、他人事ではありません。


 向こう三軒両隣のお付き合いが残っていて、とても良い地域ですね。核家族化が進んで、旧市内には年寄りしか住んでいない。という地域もあるのではないでしょうか?
 「明日はわが身かもしれない」との思いが、助け合いの原点なのですね

2002・2・3
 「ケアプランの広場」管理者 松本 博規様 URL http://www.ff.iij4u.or.jp/~vitamin の掲示板に時々投稿させていただいています。ケアカンファレンスの一部を次に紹介いたします。
 ケアマネジャーの皆様に、ケアプランを作る時の「考え方」の参考にして頂きたいホームページです。
 読者の皆様も、是非ケアカンファレンスにご参加頂きたいと思います。

これなら「在宅ホスピス?」可能ですね 投稿者:二上 浩 投稿日: 2月 2日(土)05時39分25秒
 医療管理は最低限に、そして、利用者に合わせた精神面の看護。
 先日、がん患者家族の、悲嘆の会世話人の方からメールを頂き、「ケアプランの広場」を紹介。掲示板に書き込みを勧めたのですが、ためらっておられるようです。一般的な事例を「ケアカンファレンス」で専門家のご意見を聞きながら会を進めて行けますからね。
 笹山さんの投稿を読んで、笹山さんのような看護婦さんが多くなれば良いのにと思いました。しかし、仕事に追われて?気持ちがあっても出来ない方もあるのかもしれませんね。
 横から、主題から外れた投稿をしてすみませんでした。

色々な考えの方々がいらっしゃるので色々な事ができますね 投稿者:管理者 投稿日: 2月 3日(日)01時41分20秒
管理者の松本です。
 〇〇様の「〇〇流の訪問看護」と、二上様のご意見にある「医療管理は最低限に、そして、利用者に合わせた精神面の看護」。本当に良いですね。
 きっと、〇〇様と同じような考え方や、実践をなさっておられる方々は、きっと「医療管理」という言葉ではなく、「医療によるサポート」であり、中心は利用者(患者さん)であり、そしてサポートは生活全体と精神面を重視されていらっしゃるのでしょうね。
 専門ではありませんが、私は、それが「看護」だと理解しています。私の知人にもそんな尊敬する看護婦の方々が少なくありません。もちろん、医師や歯科医師、理学療法士、作業療法士などの医療の専門家の方々も同様です。ある病院では、入院の患者さんに対して、医師をはじめ全てのスタッフが、「患者様」と呼んでおられると聞いています。
 医師と看護婦の関係についても、「医師の指示の元に看護婦は・・・」という指示命令のみの関係ではなく、医師と看護婦の役割(機能)が違う対等の関係による、真の「チーム医療」を実践されている病院もあるようです。
 色々な考え方や、色々なやり方があるということは、色々なことができる可能性があるということだと信じています。
 さて、この「ケアプランの広場」のホームページ、そして、この掲示板をご覧いただいている方々は、著名なホームページ(サイト)とは比較にならない訪問者数ですが、訪問者数のカウンターを見て、記録(統計)もとっているのですが、毎日、50〜80名前後の方々のご訪問いただいております。あくまでも予想ですが、いわゆる「常連様」がほぼ毎日チェックいただいておられるように思います。しかも、このホームページは、極めて特殊な「ケアプランに特化した」専門サイトですし、管理者の私の多くの研修会のアフターフォローの場でもあります。実際、そのようなお話しを直接お聞きしたり、掲示板には書き込みされず、直接メールを沢山いただき続けています。
 ですから、私はあえて、この「ケアプランの広場」は単なるホームページではなく、実際の研修も含めた「クラブ」的な意味合いや役割がでてきたように思いますので、あえて皆様を「メンバー(会員)」「仲間」と呼ばせていただきます。
 以上の状況からも、二上様がメールをいただかれた「がん患者家族の、悲嘆の会世話人の方」のお話しは、私が何かアドバイスやお役にたつことができるかは疑問ですが、このホームページ、「ケアプランの広場」クラブの各領域の専門家のメンバーがいらっしゃるので、皆でサポートすることができるように思います。
 ぜひ、二上様の方からも、掲示板にご投稿いただくよう、再度おすすめ下さい。
 よろしくお願致します。
<追伸>
 いよいよ、今度の土曜日の「研究会議NO2」まで、もうすぐですね。楽しみにしております。


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2001・12・25
 先日、 ソーシャルワーカーの塚本氏から「できちゃった!」メールをいただきました。「大沢野町地域ケアネットワーク」設立の案内です。

 11月21日、「素晴らしい地域活動」の紹介をしたときの返信メールに次のように書かれていました。
『社会福祉協議会と支援センターの連携という枠組みも、結局制度疲労している両者への根本的な批判がなければあまり意味がないかなぁと思います。
 むしろ、上からの制度に合わせて仕事をする事の限界が見えていて、これではダメだと思っている現場の人たちが、所属を越えて個人のつながりを強化して地域福祉の後退をくい止めている、それが今日の福祉現場の実態だと思います。
 大沢野町では、12月にこういった個人のつながりを目に見える形にするためのネットワークの設立検討会議を開催する予定です。』


 そして、「できちゃったメール」は次のように締めくくられています。
『ところで・・・、 設立準備会の交流で、参加者全員がずいぶん以前からネットワークの必要性を感じていたんだって事が分かったんですが、それにしてもなんでいままで無かったんだろう?  く(・。・)?』

 あなたの地域にも、ネットワークの必要性を感じておられる方々が大勢おいでると思います。誰が「音頭とり」になるかということですね。
 ネットワークの詳しい内容については、「大沢野町地域ケアネットワークホームページ」をご覧下さい。URL http://www2.nsknet.or.jp/~mcbr/e27.html

2001・12・18
 家族から暴力を振るわれたケースに関して、
「市相談担当と在宅介護支援センター相談員は、教訓・反省点などを話し合い、近親者・家庭内暴力が起きたとき、粘り強く当事者との相談を追求しつづける事がもっとも重要であり、その延長で解決を図るよう努力すべきである。そして家族同士の縁が切れてしまわないように配慮することが、相談者の、さらには市の公的な責任である。そして公的な責任を果たすと言っても、その実態は市が単独でするのではなく、在宅介護支援センターなどと協力関係をとり、その連携で解決するのだという点で、市相談担当と一致した。」内容の情報がありました。 

 この情報に関して、メールでお話させて頂きました。その内容を次に紹介します。

「私の独り言です(ソーシャルワーカーとして)。もし、兄を対象者と考えて、兄の行動を全て受容して話し合ったとしたら、果たして、兄の心を開くことが出来ただろうか・・・・・と。」
ここのところの意味を、もう少しかみくだいて教えていただけませんでしょうか?
大切な意味があるような気がしますので、、、。お願い申し上げます。


 家族内の問題ですから、表面化した問題の真の原因は家族にしかわからないと思います。
 当事者(暴力を振るう兄と受ける妹)あるいは別居の姉の間に、なが〜い人生の中で何があったのかは、本人達だけが知っていることであり、問題の解決は、この心の問題を解きほぐしてゆく事だと考えます。
 私は決して、今回のケース解決方法に異を唱えているのではありません。
 この点を含み置き下さい。
 市担当・ケアマネ・民生委員等の専門家は、どうしても自分の業務の視点で、問題を解決しようとします。
 家族間の暴力に関しては、暴力を振るう本人をたしなめることになります。
 又、受ける本人を、暴力から遠ざける方法を考えます。
 私は、現役ソーシャルワーカー時に問題の原因である、心の問題を解きほぐす努力をしてきたように思います。
 何度も家族・親族会議に同席しました。
 家族・親族間の問題は家族・親族しか解決することが出来ません。
 同席しても、意見を求められたとき、専門家の立場でアドバイスするぐらいです。
 そのアドバイスの為にも、現状に対して、医療・保健関係者の目から見た意見を集約しておりました。

 「介護は家族を中心に地域(コミュニティー)で支え、制度はそれを補う」というのが基本かと考えます。
 又、社会資源から見ても、先ず本人、家族そして地域を最優先に考えなければならないと思います。
 事例で例えれば『兄の暴力が無くなれば、在宅生活が続けられる』ということです。
 依頼主の無い相談になりますが、本人の在宅介護を「ダシ」に、兄や姉を交えて<実際は兄の暴力に対する相談ですが>根気強く話し合う機会があっても良いのかな。
 と感じました。

 しかし「心に潜んだ原因」ですから、個々のワーカーの対応に違いはあります。
 相談内容についても、ワーカーしか知りません。
 多分、板ばさみでつらい立場になられると思います。
 しかし、誰かが中に入って調整しない限り、この家族(親族)はバラバラになってしまうでしょう。
 もし、仲介役を果たせる機関があるとしたら、在宅介護支援センターしかないと思います。
 困難なケースでは、基幹型と連絡を取り合って対応してゆかれることになるのでしょうが、当事者間の心の問題の解決に、一度は取り組んでみて頂きたいと思っております。
 明快な答えにはなりませんでしたが、真意をお汲み取り下さい。

2001・11・25
 厚生労働省に定期的に陳情されているメンバーの方からの情報です。
 前回の話し合いで、厚労省側から「市町村は地域を支える機関であるという認識が欠けていて、ケアマネにしわ寄せしている。行政ライン、市町村としての仕事をしていかなければならない。」との発言があった。非常に心強く思った。しかし、全国的には引き続き市区町村が解決困難なケースの相談から逃げていて、ケアマネ任せにしている現状があるが・・・

厚労省:私たちの認識は変わらない。そこで出てきているのが、ケアマネジメントリーダーだ。単なるケアマネージメントの助言をしていくのではない。介護保険サービスだけでは解決困難な事例などをどう解決していくかを援助するリーダーである。
 市町村が、その責任で基幹型在宅介護支援センターにケアマネージメントリーダーを置くことにより、解決困難なケースについてケアマネを援助をしていく。そのことに事業費をつけて政策的に誘導していくものである。そして地域型には地域活動的な本来の仕事をしてもらう。
 地域型在宅介護支援センターでは生活支援のケースもやってもらう。こうして仕事を切り分けていく、振り分けていくことが重要だ。


 しかし、現場のソーシャルワーカーさんからは「介護保険後、支援センター機能が事実上破綻している」と、ご指摘いただいております。
 『素晴らしい地域活動』を実らせる為にも、「基幹型在宅介護支援センター・ケアマネジメントリーダー」の働きに期待すると共に、国として、各機関への広報・意思の徹底を図って頂きたいものです。

2001・11・21
素晴らしい地域活動
 yahoo掲示板に情報を頂きました。当事者は、その素晴らしさに未だ気づいていない様子ですが、運用の方法によっては、今後の地域における高齢者福祉の、盛衰を左右しかねない程の、取り組みです。現時点では、何県何市の取り組みか解からないのですが、重要な部分を抜粋してご紹介いたします。

 『今年10月に特養指導員から在支センターに異動になりました。今年から私の住む市に在支センターも基幹型の在支センターが社協に設置され、介護予防事業として、ミニデイサービスを校区社協と連携して実施するよう義務付けられました。(中略)
 地域と接点を持つ一手段としてミニデイサービスをとらえ潜在化する高齢者の福祉ニーズを掘り起こす在支センターの役割に一番マッチすると思うのです。
 また、やらしい言い方ですが地域の町内会長や民生委員さんとつながりを持つことでケースの相談なども増え、事業者としてのうまみはあると思うのですが・・・(後略) 』


 社会福祉協議会の地域活動に小地域ネットワーク活動があります。
 ミニデイサービスはその考え方と介護予防が平行して発展したものではないかと推測いたします。
 内容は地域性に合ったものなら、どのような内容でも良いと考えます。
 情報を頂いた例は、基幹型在宅介護支援センターが社会福祉協議会に設置された事が発端かもしれません。
 しかし『社会福祉協議会と在宅介護支援センターが一緒になって、地区のコミュニティ作りに動き出されたこと』は素晴らしい取り組みだと思います。
 決して「やらしい」言い方ではありません。相談も増えますし、忙しくなります。

2001・10・27
 行政主催の介護支援専門員等研修の講師を務める松本 博規氏(HP「ケアプランの広場」http://www.ff.iij4u.or.jp/~vitamin/)より、ご意見と情報を頂きました。内容を要約しながら、まとめました。

 “在宅介護支援センターの役割等については同感です。研修会での大きなテーマ(最も伝えたい内容)として、介護保険を中心に考えるのではなく、「介護保険は社会資源のひとつ」と考えることを伝えています。また、介護保険制度自身もそういう風に創設されています。「介護は家族を中心に地域(コミュニティ)で支え、制度はそれを補う」という図式です。
 従って、介護保険制度と、一般財源による保健・医療・福祉サービス、そしてフォーマルサービスとインフォーマルサービス等、効果的な社会資源の活用が重要で、それこそが「マネジメント」であると思います。
 私が知っている国や都道府県、市区町村の介護保険担当の行政職員の方々は「先ず介護保険ありき」という考え方をやめて、地域全体で支援をすべきだと強く希望されているようです。又、現場の介護支援専門員や在宅介護支援センターの職員も、基本的には同じ思いのようですが、「やりたいけど時間が足りない」というのが現状だと思います。
 介護保険制度を中心とした制度全体の円滑な運営を図る為、社会福祉法の改正では、社会福祉協議会を地域福祉の中核としての役割と明確化、また、最近の国の通知等で在宅介護支援センター、特に基幹型在宅介護支援センターの指導の役割等を明確化して、急速にその体制作りが進んでいます。数十年前に方針決定された「日本型福祉国家」が、一気に現実化していると思います。
 そんな大きな話の中で保健・医療・福祉、そして市区町村等の地方自治体の「現場の方々」は、「日本型福祉国家」という、家族を中心にした地域社会での相互扶助の重要性を再認識し、「地域全体」「チームワーク」「ネットワーク」等をキーワードに活動を展開して行くのだろうと思います。”


 「研究会議」の開設が楽しみです。お互いの立場や視点で、「草の根」として共に頑張って行きましょう。
 と激励を頂きました。
 地域がネットワーク化され、かすかな訴えが聞こえるようになって欲しいものです。

2001・10・21 
<衰弱死>88歳母と59歳長男、生活保護を拒否し・ に関して在宅介護支援センターソーシャルワーカーからご意見がありました。

 正直なところ、私が担当のソーシャルワーカーでも、今回のような悲劇を防げるという自信はありません。実際、十分把握しきれていないケースが数件あり、いつ何か問題が起きても不思議ではありません。そんな恒常的なオーバーワークがストレスになっています。しんどい・・・。

返信
 『解決できる機関のソーシャルワーカーに情報が集まるシステム作りの方が重要なことだと思います。
 結果よりも・・・・・
 結果については心配せずに、リラックスして取り組んでください。必ず、何らかの成果が現れているものです。』

2001・10・20
 悲嘆ケアの会世話人の方よりお便りをいただきました。
 私は『虚構』の中で「ホスピスは究極の福祉と考える」と記載しています。
 ホスピス医療の中で、立場的に、医師が優位に立っている現実を数多く見てきておられます。
 又、福祉の現場においても、“家族が見れないのを、見てやっている”と、上に立った物言いをする方がおいでるのも見てきておられます。
 以上から、ホスピスと福祉の関係がうまく結びつかない、との質問です。

 私は、ホスピスは、死の宣告を受けた方々(本人に告知されていない場合もある)が、残された人生を自分らしく生きる為に「本人の心を支えること」が目的だと理解しておりますし、患者本人の『生きようとする心』が最も尊重されるべきだと考えております。
 又、福祉の最終目的は、対象者の「心を満たすこと」であり、介護・看護はその手段ですから、心の問題に対しても対応できる福祉従事者が一人でも増えることを願って「究極の福祉はホスピス」と書きました。

 現在のホスピスは、心の問題を解決できる段階に来ていないそうです。福祉の現場はどうでしょうか?

 結論としては、ホスピス=究極の福祉 というのは時期尚早であり、ホスピス理念=究極の福祉 というところへ落ち着きました。
 早い時期に、理念と究極の二文字が取れれば良いですね。

 同時に、次の事例をいただきました。

 末期癌の母親を在宅で介護したいという方の例です
 介護センターの主任が母の状態を見てある日突然引き受けかねると電話して来たそうです
 介護保険の認定を受けていながら実際には介護が受けれなかったそうです
 この件はどうお考えになりますか?

返信
 このようなケースを調整する為にも、在宅介護支援センターを利用されるようにお勧め下さい。
 住み慣れた家で、残された人生を全うしていただく為にも、訪問看護制度があります。
 地域によってはどうかわかりませんが、医師会が運営している訪問看護Sもありますので利用できるはずです。
 主治医の依頼で在宅医療のお手伝いをして頂けます。
 ホームヘルパーも介護者のお手伝いが出来ますし、訪問入浴・介護用品(ベッド等の機器)も利用できます。
 支援センター職員は、利用できるサービスの中身についても、サービス機関についても熟知していますので(理念かもしれませんが)、本人、家族の希望に沿って、準備してくれます。
 勿論、家へ帰ることが決まった時点で相談して下さい。
 在宅介護支援センターは、お住まいの地域担当にはなっていますが、運営主体が福祉系だったり、医療・老健だったりしますので、調整方法が片寄ったり致します。
 そういう意味をも含めてだと思いますが、介護保険スタート時に、行政機関に「基幹型在宅介護支援センター」が設置されております。
 各センターの指導的役割を持っております。
 一度、高齢福祉課のほうで地域のシステムをお尋ね下さい。

 この制度を利用して、末期癌の方に在宅療養していただけたら、ホスピス理念そのものではないでしょうか?

2001・10・15
高岡の二上さんが心配している事態が起きちゃったんですね。
 <衰弱死>88歳母と59歳長男、生活保護を拒否し 仙台  (毎日新聞   要点抜粋)
 ・民生委員が生活保護の申請を勧めていたが、2人は拒否していた。
 ・市営住宅管理事務所の連絡で今月1日、自宅を訪問した保健婦が、玄関で倒れている長男を発見。市消防局の救急隊が、さらに奥の部屋で死んでいる母親を見つけた。事件の形跡はない。
 ・2人の自宅には、敬老祝い金を贈呈するため民生委員が9月14日に訪問。男性は座って動けない様子で、母親に老人性痴呆症があるようにみえたことなどから生活保護申請を勧めたが、長男が「行政の世話にはなりたくない」と拒否したという。民生委員の連絡で同日、区職員も訪れたが応答はなく、その後も数回訪問したが会えなかった。9月末ごろまで家に明かりがついていたという。
 区は「長男に拒否され、民生委員や職員は強制的に立ち入ることはできなかった。残念だ」と話している。 


 長男には、行政を拒否する何かが、心の奥底にあったのですね。お金(生活保護)ではない何かが・・・・・・・
 保健婦さん(心で話の出来る方だったかも)が訪問するのが遅かった。
 ところで保健婦さんは、どの様な目的で訪問されたのかな?母親の痴呆?長男の衰弱?・・・
 在宅介護支援センターのソーシャルワーカーなら良かったですね。

 読者の皆さん、一緒にこの会議の輪を広げていきませんか。 

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