介護研ニュース 編集・発行『高岡発・介護問題研究会議』
                     発行責任者  二   上     浩

第7号  2003・1・1 発行     URL  http://www1.tcnet.ne.jp/kaigoken/

 しばらくぶりの発行になりました。
 今回は、この間の大きな動きを二件ご紹介したいと思います。

独立・中立型介護支援専門員全国会議開催ご案内
大沢野町地域ケアネットワークの塚本 聡さんからご連絡頂きました。
ご案内のメールをご紹介いたします。

各位
塚本@富山総合福祉研究所です。この度標記の全国会議を開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
関心をお持ちいただける方に情報を配信いただけましたら幸いです。
                塚 本  聡 拝

  独立・中立型のケアマネジャーの皆さん!
   日ごろの思いを分かち合いませんか?
       全国会議のお知らせ

日本全国で活躍されている独立・中立型ケアマネジャーの皆さん!2000年に介護保険制度が始まったとき、これが単純に私たちのバラ色の老後を約束するものになるとは、誰も思わなかったでしょう。
そして走り出してみると、予想以上に多くの問題が噴出して、市民社会に大きな不安を投げかけることになりました。

 特にケアマネジャーの資格整備があまりにも間に合わせであったことが力量や人間性に疑問のあるケアマネジャーを生んでしまい、全国的にも懸案となってます。

 それに加え、居宅介護支援事業は低額の介護報酬のため、サービス提供事業者や医療保険機関等に依存しなければ事業を維持することが困難であり、最も尊重されるべき「公正中立」の立場が担保されない実態を余儀なくされているのです。

 このような状況のもとで、まさに「体を張って」独立・中立型を選択された皆さんは、尊敬されるべき方々です。
しかしながら、日常のお仕事への達成感・満足感の一方で、まだ市民への浸透度も浅く、かつまた業務繁多に加えて財政的にも苦闘しているという環境にあっては、次第に心身の疲労も蓄積されていくのではないでしょうか?

 そこで私たちは、全国各地で同じような挑戦をしている仲間が一堂に会して、互いの情報交換をしながら励まし合い、ネットワークを形成して歩調を合わせ、介護保険制度、さらに高齢者の保健・福祉・医療制度全般の見直しをめざした政策提言をしていく契機になればと考え、協議を重ねた結果、初めての「独立・中立型介護支援専門員全国会議」を別紙のように開催する運びとなりました。

 介護保険制度もまもなく創設3年を経過し、最初の見直しの時期を迎えます。
私たち「プロのケアマネジャー」一人一人の力は小さいものであっても、心を合わせて、手を携えながら、大きな一歩を踏み出そうではありませんか!

 どうか皆さんが万障お繰り合わせの上、ご参加くださることをお待ちしています。

2002年10月23日
         独立・中立型介護支援専門員全国会議
         発起人代表 粟倉 敏貴
         発起人    大島 栄一
         発起人    塚本 聡

第一回 独立・中立型介護支援専門員全国会議 開催要項
◆会議の主旨:介護保険制度において総合的な連絡調整の任を果たすべき介護支援専門員が、併設組織の意向に左右されることなく、真に公正中立の立場に立ち、利用者や介護者の代弁者としての役割を担うことができるために、居宅介護支援を独立して展開できる環境の形成をめざす。
◆目 的: 独立・中立型介護支援専門員相互の情報交換、常設連絡組織の結成、政策提言
◆期 日: 2003年1月12日(日)〜13日(月)
◆会 場: アクトシティ浜松コングレスセンター52会議室(静岡県浜松市)
◆内 容: 別紙日程表の通り
◆主 催: 独立・中立型介護支援専門員全国会議 準備委員会
◆後 援: (未定)
◆参加資格:
 第一日目 別紙会員資格または準会員資格に該当する介護支援専門員、または入会希望者で準備委員会より参加を認められた者
 第二日目 だれでも参加可能
◆参加定員: 第一日目  100人    第二日目  300人
◆参加費 :第一日目  1,000円
        懇親会に参加する場合は別途7,000円
      第二日目  会員・準会員 1,000円
                一般  2,000円
◆入会(会員・準会員)希望と参加申込: 2002年12月23日までに、下記準備委員のうちいずれかに宛てて、事業所名・運営形態の詳細と、会員・準会員いずれかの参加希望である旨を申し送り、準備委員会からの認定を受けてください。
◆第二日目のみの参加申込(一般の方の場合): 2003年1月4日までに、下記準備委員のうちいずれかに宛てて、必要事項を明記の上、郵送・FAX・E-mailのいずれかでお申し込みください。
※必要事項 氏名(ふりがな付) 性別 年齢 住所 電話番号 FAX番号 E-mailのアドレス 所属 参加の動機

 第一回 独立・中立型介護支援専門員全国会議  日程
1月12日(日)当事者会議
      「第一回 独立・中立型介護支援専門員全国会議」
・  13:00〜13:20 受付
・  13:20〜14:40 開会挨拶
               参加者の自己紹介および現況報告
・  14:50〜16:50 常設組織の発足について
               今後の政策提言について
・  17:00〜18:00 移動・休憩
・  18:00〜20:00 懇親会(場所を改めて)

1月13日(月)公開会議「ケアマネジメントの独立に向けて」
・   9:00〜 9:50 受付
・   9:50       開会
・  10:00〜10:50 基調講演
・  11:00〜12:00 現況報告と発題
        (各地の独立・中立型介護支援専門員から4〜5名)
・  12:00〜13:00 昼食休憩
・  13:00〜14:30 シンポジウム
・  14:40〜15:20 フロアとの意見交換
・  15:30       閉会


もう1件は、登別市の特養緑風園Web管理者masaさんの投げかけが、「在宅介護支援センター」に関する素晴らしい論議に発展しています。ご紹介します。
緑風園掲示板より

緑風園掲示板では、色々な立場の方々の参加によって、非常に中味の濃い論議が行われています。
今回テーマになった「在宅介護支援センター」の役割は、私がHPを作る切っ掛けになった、私自身の人生のテーマです。
措置時代に、地域福祉の要として飛び回っていたひとりの在宅介護支援センター・ソーシャルワーカー、その胸の内を、一人でも多くの方に伝えたいと思い、掲載の了解を得ました。
この論議、一人でも多くの方にご理解頂いて、「素晴らしい地域」をお作り頂きたいと願っております。

地域ケア会議から感じるもの(在宅介護支援センターとはどこに行くのか)

投稿者:masa 投稿日:2002/12/15(Sun) 13:15 No.1182

一昨年まで厚生労働省の専門官を勤め、現在、北海道内の大学で福祉を教えるS氏と数カ月前に「在宅介護支援センター」の今後について話した事がある。
その際S氏は「介護保険でケアマネが増え、居宅介護支援事業所が各地に出来る段階で、国は在支はもう役目を終えいらないという方針だったが、地域ケア会議の機能と、基幹型、地域型に分ける事による地域のケアマネジメントリーダーの機能を与える事により存在に理解を示した」という内容であったと思う。
しかし、最近、地域ケア会議等で、在宅の重度痴呆の方のケアを取り上げる中で当市の在支のいつまでも「待つ福祉」「申請がないと動けない」という姿勢に落胆している。
しかもケアマネジメントリーダー研修に職員さえ派遣しておらず、今後の展望が見えない。
高岡発・研究会議の二上さんが提唱する「発見できる福祉」はこの在支に期待薄である。
そんな中、青森では、県内にある約500の薬局のうち、専門の研修を積んだ251の薬局が「在宅介護相談薬局」の看板を掲げ、無料で相談に応じる。
という。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2002/1214/nto1214_3.html

北海道でも、大手薬局チェーン店が同じような活動を展開している。
住民ニーズに応えるという姿勢が行政側でなく「薬剤師会」や「民間企業」が取って代わる事はいいことなのだろうか。
これは大きな課題である。
安上がりな福祉だけを目指すなら、それもいいかもしれない。
しかし真の意味で住民の暮らしを守る責務が取って代われるものなのか。
別にお金のかかる「箱物」を増やせという論議ではない。
古い姿勢から脱却して地域の中に入って積極的に問題発見しようという姿勢の問題なのだ。
今、真に住民に必要な福祉は何か、行政は問われているということをわかっていないのだろうか。

RIN -2002/12/15(Sun)14:09 No.1183

私が学生の頃、在介での研修もありました。
その時のイメージはまさに他のサービスの案内人・仲介役で、いわゆる今のケアマネの役割そのものでした。
老健勤務時に相談窓口のソーシャルワーカが以前「私たちはよろずやである。施設にいると利用者のためではなく家族にとっての問題解決が優先だ」と漏らした言葉を漏らしていた記憶があります。
別に否定するべき発言ではありませんが・・・
masaさんの話と少しズレているかもしれませんが
ようは行政などは気の利いた彼氏みたいに欲しいものをくれるってわけにはいかず、とにかく相手の意思が出るまで待つしかない。
たとえば生活に困っている人がいる。
周りの人たちが見て心配で行政に相談に行く。
しかし、本人は「まだ大丈夫!お上の世話にならん」と言われ結局何も出来ず、数日後寒い朝、凍死していた。
なんて話があります。
救えるはずの命、優先しなければならない尊い命が絶たれてしまう。
この世にはどうにかなることと、ならないことがある。
でも、大事なことは唯一つ命の保障です。
憲法には最低限の生活の保障なんて掲げているけれども、最低限の生活なんて誰が判断するのでしょうか?
人が生きていく中での物の基準価値はそろぞれが異なった考え方です。
在支もさることながら日本の福祉はどこへ行こうと思っているのか。
私には判りません。
あー、長く書いたわりには上手く表現できない自分が悔しいですが。。。。

二上 浩 - 2002/12/15(Sun) 18:55 No.1188

masaさん、重要な問題(私にとっても)を取り上げて頂いて、どうも有り難うございます。

掲示板には書ききれない思い、HPに満載にしております。

一言だけ、「地域に一人だけでよろしいのですが、地域に目を向けた『発見できる地域の連携』を理解して頂ける方が居られる事を期待して頑張っています。
その方は、地域を変える事の出来る方だと信じております。

地域ケア会議・ケアマネジメントリーダー事業など等。
素晴らしい地域を作る機会は沢山あると思います。
未熟な元ソーシャルワーカーのささやかな訴えですが、HPをお役立て頂きたいと願っております。

丹波ささやまkaigo- 2002/12/16(Mon) 00:29 No.1189

在宅介護支援センターの役割について、私も当市の実情を考えると憂慮するものがあります。当市のHPに書き込めばいいのですが、反響は大きすぎるためmasaさんの掲示板での機会を待っていました。

 以前のレスでも若干の状況報告をさせていただいていますが、当市の場合の在宅介護支援センターは全て(基幹・地域型)市直営で活動しています。介護保険が発足当時の私は「介護保険を中心とした在宅介護支援センターの活動」こそ意義があると考えていました。そのため、認定調査や困難事例のケアプランの作成に人的配慮が必要との認識から、7人の増員要求(増員後は、5箇所22名・内CM14名)を行っていました。(なぜ、介護保険の担当の私が在介の人員配置まで関わってきたのかと疑問をお持ちの方が多くあると思いますが…)そのためか、市内の40%のケアプランの作成と年間2100件余り認定調査に忙殺され本来業務の地域ケアシステムの中核となる姿が失われつつあり、介護保険発足当時の考えが間違っていたではと考えるようになっています。

 本年度になってようやく「地域ケア会議」の設置、ケアマネージメントリーダー養成等々の動きができるようになり、元気高齢者から要介護者までの幅広い活動の視野が広がるようになって来ました。(本年度4月からは高齢福祉担当と在介が一つの課として長寿福祉課になりました。)
 この在宅介護支援センターの役割を介護保険中から地域福祉のセイフティーネットの考えに方向転換する必要があることに最近気づきはじめています。先だって支援費制度の議論を当掲示板でしたときから方向転換をする必要があるのではと思っています。
具体的な内容については結論には至っていませんが、例えば如庵さん達が進めようとしている「独立・中立型の居宅支援事業所」を育ててケアプランは民間に全て委ねて在宅介護支援センターの市直営の居宅支援事業所を廃止する。在介のCMはリーダーとしてスパーバイザー的な存在で地域のCMのサポートと地域ケアシステムの確立を行うための活動等を中心に二上氏が言われる「発見の福祉」に近づけばと思っています。

 在宅介護支援センターの存在感を高めるのは、行政内部のバックアップも必要ではないかと思います。masaさんが「ケアマネジメントリーダー研修に職員さえ派遣しておらず」と書かれていましたが、当市の場合は介護保険課から在介に「こんな養成研修があるから参加してください!」と要請して4名の参加をいただきました経過もありますので、特に高齢福祉担当の動きには期待するところです。

Mr.M - 2002/12/16(Mon) 08:40 No.1191

在介Cに属す者として、とても悲しい現状です。
老人福祉分野において、介護保険がはじまり、「相談窓口」が地域に点在しました。「居宅介護支援事業所」としての「相談窓口」は実際は、自社サービスの「受付窓口」と化しています。
もう地域の人には「ワントップサービス」としても在介Cの存在意識が薄れて行っている現状です。薄れている中で、利用者や家族は「不安」を抱えています。「どこに相談したらいいの?」こういう声が聞こえ始めています。居宅介護支援事業所にも限界がある。事(問題)が大きくなって「在介C」や「行政(保健センター)」に振る。当方は出来る限り「陰」で動いて、利用者には「最大限のメリット(影響?)」を「居宅介護支援事業所」への影響を最小限(これは地域性なのでしょうか、変な勘ぐりがありまして・・。)を心掛けています。変な気遣いのようですが、行政とも検討し、こうのような方向性を持つようにしました。

「協働」「ネットワーク」が構築されていた地域から、介護保険によっての「経営」「契約」「権利」によって、これらが音もなく崩れている。何から修復していくのか?それは各関係機関(あえて「事業所」ではなく「関係機関」と使います)が「かねてからの志」を取り戻す事から始まるのだろうと思います。

在介Cの理想像は、以前「県の在介C長セミナー」で話したことなのですが、老人福祉法だけでの存在意義ではなく「関係他法」に跨る「福祉の総合相談窓口」であると思います。「ワントップサービス」の再構築を肝に銘じ活動中です。

二上 浩 - 2002/12/18(Wed) 05:37 No.1221

masa さん、RIN さん、丹波ささやまkaigo さん、Mr.M さん。
何度も何度も読み返しました。
そして、介護保険掲示板等の過去ログも探ってみました。

その中から、Mr.M さんの発言も見つけましたが、
ある時期から「在宅介護支援センター」に関して語られる事が少なくなったように感じました。

そこで、皆様にお願いなのですが、在宅介護支援センターに関連する記事として、HP『高岡発・介護問題研究会議』の「介護問題」と「地域の連携」 http://www1.tcnet.ne.jp/kaigoken/sub4.htm
の中に、新しくページを作ってご紹介させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?

私は「在宅介護支援センター」はネットワークの要の役割を持っていると考えています。

masa - 2002/12/18(Wed) 09:26 No.1227

地域ケア会議などに参加して感じるのは、困難ケースに対し「在宅介護支援センター」がどのような姿勢で取り組むのか、ということがいかに重要かということです。二上さん、是非、新たなページで情報発信をお願いいたします。

丹波ささやまkaigo- 2002/12/18(Wed) 10:41 No.1229

この在宅介護支援センターの問題は全国的な課題と感じています。
いまこの問題を議論しておかないと地域ケアシステムが機能しないことにつながると思います。是非、この論議も高岡発のHPで活発になることを望んでいます。掲載については一向に構いません。UPが決まりましたらご連絡ください。

Mr.M 2002/12/18(Wed) 12:14 No.1230

二上さん
制度板において「在介C」の話題が出た時は、いつも書き込みに躊躇します。ですので、発言数はかなり少ないです。過去ログを見てきましたが、もう少し発言すべきだった・スレの展開に参加すべきだったと反省しています。
在介Cが「国庫補助事業方式」から「地方税方式」へと言う話も聞いています。国としては「地方分権」を盾?に「他力本願」から「自力本願」に変換したいのでしょう。(言い方次第ですが、本音の所は「自然消滅」「自然発生」を目論んでいるのでしょう。これもまた「社会的規制分野」ですので)
情報発信宜しくお願い致します。微力ながら何かご協力できればとも思っています。

如庵 - 2002/12/18(Wed) 15:05 No.1232

浜松では現実問題として、2000年の介護保険制度開始前後に、かつて地域の在宅介護支援センターで実力派の「一軍選手」としてニーズ発見・問題解決に活躍していた保健師やSWの半数以上が他の組織へ転職するという現象が起こっています。もはや在介Cは力を発揮できる場でなくなってしまったのでしょうか? だとすれば残念な限りです。
しかしですね、米国などの契約社会と違って、日本の風土ではたとえ「お上のお世話にならん!」と言っていても、「いよいよとなったらお上が何とかしてくれる・・・」という思いは心のどこかにあるんですよね。それを受け止めていくための装置がなくなっていいとは思いません。将来日本の社会基盤がどう変わっていくか分かりませんが、そういうソーシャル‐セキュリティネットが少なくとも20年や30年はどうしても必要なんです。そう考えるといまの在介Cをめぐる環境整備の退潮方向について憂慮せざるを得ないのです。

二上 浩 -2002/12/18(Wed) 21:40 No.1239

皆様、どうも有り難うございました。
RIN さん、如庵 さんにもご了解頂けたものと思い、この投稿の全てを転載させて頂きました。

緑風園掲示板より「在宅介護支援センターとはどこに行くのか」
http://www1.tcnet.ne.jp/kaigoken/newpage2rixyokuhuuenkeijibann.htm
ご確認下さい。
尚、『高岡発・介護問題研究会議』読者の方々にも、明朝、メールでご連絡する予定でおります。

今後とも、地域の話題には参加させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

二上 浩 - 2002/12/19(Thu) 19:25 No.1258

今朝、メールでご連絡したところ、返信を頂いております。
「素晴らしい地域活動」http://www1.tcnet.ne.jp/kaigoken/newpage2subarasiitiikikatudou.htm で紹介しましたので、ご連絡いたします。

在宅介護支援センターとはどこに行くのか

投稿者:二上 浩 投稿日:2002/12/26(Thu) 19:59 No.1355

愛知県社会福祉士会掲示板 http://cgibbs.mmjp.or.jp/bbs/show/www.mmjp.or.jp/acsw/bbs で、社会福祉士掲示板管理者の鷲見 修様から返信を頂きました。
名古屋市の実態も紹介頂いておりますので、ご参照頂きたいと思います。
以上ご連絡です。

masa - 2002/12/27(Fri) 08:50 No.1361

二上さんのおかげで思わぬところで議論の広がりがあるようですね。在支に対しては、地域の困難ケースの解決にあたって、特に基幹型を中心とした取り組みに対するリーダー的役割や地域ケア会議が実際に機能する会議になるための中心機関として、期待が大きいのですが、そういう方向に目を向けていない在支があり、行くべき方向性が見えてない在支に対しての不満がありました。今後発展的に議論されることを期待します。


在介に ついて

投稿者:介護マン 投稿日:2002/12/26(Thu) 22:46 No.1358

基幹型・地域型・ブランチ型 とはそれぞれどのようなものですか。
できれば 具体的に教えていただけませんか。
市町村社協の在介は 上記のどれに属するのでしょうか。 いろいろ よろしくお願いします。

Mr.M - 2002/12/27(Fri) 08:47 No.1360

おはようございます。
簡単に説明します。
●基幹型在宅介護支援センター
大きな地区内に点在する「地域型在宅介護支援センター」の取り纏め役。情報を集約したり、「地域ケア会議」を主催したりする。行政直轄や市社協、医師会が委託を受け行う所が多い。
医療系スタッフと福祉系スタッフの2名配置

●地域型在宅介護支援センター
ゴールドプランにおいて中学校区に1カ所を設置目標とされた従来型在宅介護支援センター。地域の高齢者の相談窓口であり、地区の実態を常に把握する。介護保険制度がはじまり「居宅介護支援事業所」との併設が多い。医療系もしくは福祉系スタッフ1名配置(介護保険制度施行前は基幹型同様2名の配置でした)。

●小規模基幹型在宅介護支援センター
ブランチ型?たぶんボランチ(サッカー出よく聞かれるポジション)でしょうか?これはちょっと違うんです。
人口20000人以下の町村には「基幹型」ではなくこの「小規模基幹型」となるわけです。委託金の違い・人員配置の違い(1名でも可)くらいで内容は同じです。
でボランチ型といわれる(私は初めて聞きました)は、この小規模基幹型に地域型も合わせて委託された機関、つまり両方の役割を持つものと考えられます。本来は別個の箱物(別個の法人格へ委託)を用意するべきなのですが、予算的に問題があり、元々町村にあった在介Cに丸投げというもの。上記の委託形態であれば「小規模+地域」となるのですが、人口20000人以下の地域ですので、予算捻出が困難で委託費は「小規模基幹型」のみで業務内容は両者というのが多いです。

上手く説明できてますかね?自身がありませんので以下をご参照下さい。
2001.05.25老発第212号「在宅介護支援センター運営事業等の実施について」の一部改正について
http://www2.airnet.ne.jp/fno/Acrobat/tuuti/20010525_rouhatu212gou.pdf

あと、「市町村社協の在介」は「市社協:基幹型になってるところがある。」「町村社協は、小規模基幹型もしくは地域型」です。


二上 浩 - 2002/12/27(Fri) 18:21 No.1366

介護マン さん はじめまして、二上(ふたがみ)です。
ブランチ型在宅介護支援センターについて、昨日ご紹介した名古屋市の内容に関してでしたら、『市独自にブランチ型在宅介護支援センター(高齢者福祉なんでも相談所)として委託契約し・・・』と説明がありました。
私は、地域型が中学校区に一箇所。それより身近な相談窓口(合わせて小学校区に1箇所になる)を制度化されているのだなぁ〜。と単純に考えていました。
もし細部にわたる説明が必要なら、掲示板で質問してみますが、如何でしょうか?

介護マン - 2002/12/27(Fri) 22:39 No.1371

MR・Mさん 二上さん ご説明ありがとうございました。
十分すぎるくらいで 感謝しております。 二上さま、ブランチ型を
そちらの掲示板でお聞きしていただいて よろしいでしょうか。
よろしく おねがいします。

如庵 - 2002/12/28(Sat) 01:03 No.1372

介護マンさん、ブランチ型については、二上さんのページから愛知県社会福祉士会のページへ飛んで、そこで確認されるのがいいと思います。

Mr.Mさん、用語の説明ですが、
ブランチ=branch(英語)支店・出張所
ボランチ=volante(ポルトガル語)飛び回ること・車のハンドル
名古屋の場合は前者だと思います。でも後者があってもいいかな? 私は磐田出身ですから、でこんなのができたら面白いなと思います! 基幹型とはまた違って、サッカーのボランチと同様に、在宅介護支援が手薄な地域に応援に出向いて問題解決に協力する遊撃隊みたいな強力なスタッフのチームがあったら、地域のニーズ発見がスムーズに進むのでしょうね。


二上 浩 - 2002/12/28(Sat) 05:43 No.1373

介護マンさん、詳しくお聞きしようかと思い、掲示板をのぞいてきましたが、更なる論議に発展しそうな雰囲気でしたので遠慮しました。
如庵さんのご説明のように、「ブランチ=branch(英語)支店・出張所」が解かりやすいですね。

それと如庵 さん。
「在宅介護支援が手薄な地域に応援に出向いて問題解決に協力する遊撃隊みたいな強力なスタッフのチームがあったら、地域のニーズ発見がスムーズに進むのでしょうね。」
深く考えてしまいそうです・・・。

如庵 - 2002/12/28(Sat) 21:34 No.1386

二上さん、「井の中の蛙」である私の提案ですから、誰かの二番煎じ・三番煎じなのかも知れませんが・・・。
私が想定している「ボランチ型在介C」というのは、どこか地域的な拠点を持つのではなく、たとえば単身世帯が増加して単独の在介Cで手に余る地区や、天災地災の後始末に忙殺されて在介Cが過重稼動している地区などに、臨機応変に対応できるようなプロフェッショナル集団のような存在です。
これはもちろんケアマネジメントリーダーなどと重複しても構わないのですが、ただ役所に居ながらにして地域型・ブランチ型の在介Cを統括するのではなく、担当者の活動実績と機動力とを武器にして、社会資源が手薄な地区や、在介C職員や担当保健師の経験が浅い地区などに短期集中的に応援体制を構築できるような機能を備えたチームが、今後の在宅介護支援の充実のために望まれるように思われるのですが、どうでしょうか?


二上 浩 - 2002/12/29(Sun) 08:33 No.1387
如庵 さん 非常にわかり易いご説明、どうも有り難うございました。
「研究会議」をケース会議と設定してHPをスタートさせました。(自らの行動をも想定していました)
この1年間で、相談ケースはありませんでしたが、「介護問題」をインターネット会議を通じて、解決の糸口を見つけることが出来ないかとの企画です。
今後は、『高岡発・介護問題研究会議』を私設「ボランチ型在介C」と位置づけて、「介護問題」の発見から解決までの相談機関としての市民権を、先ず高岡市を中心に(行動できる範囲で)得て行きたいと思います。
という事で、13日には見学させて頂きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


掲示板記事のご紹介をした所、沢山のご意見を頂きました。
「素晴しい地域活動」からご紹介します。

緑風園掲示板在宅介護支援センターとはどこに行くのかを、読者の皆様にメール(掲示板)でご連絡したところ、素晴らしい地域活動の情報を頂きましたので、ご紹介いたします。

E さん(横浜のとある「区」の地域ケアプラザ 介護支援専門員)より

横浜市では「地域ケア施設条例」が定められております。
http://www.city.yokohama.jp/me/reiki/honbun/g2020627001.html#b1
この中で、「地域ケアセンター」が基幹型在介支で各区に一つ、「地域ケアプラザ」が地域型在介支で中学校区に一つ、と、作られる予定です。
「基幹型」「地域型」と言う区分けがありますが、現状としてその内容(動き)的には、それほど違いがありません。(これは今後ちゃんと機能するかもしれませんが・・・)
ちなみに、両方とも、「土地建物は市、経営(運営)は社会福祉法人」と言うのが現状です。
他にも、「特養在介支」もああります。

私は、とある「ケアプラザ」のケアマネです。区との連携と言う面、情報量(介護保険がらみや一般行政サービス)では、他の民間事業者より早く確実でしょう。

新規で、いわゆる「処遇困難」や「問題ケース」などは、区ケースワーカーや保健師より直接担当依頼を受けることが多いです。
そこには、在介支のケアマネと言う安心感からかも知れません。実際、私なんぞたいしたことありませんから・・・
その他の新規相談も、「ケアプラザ」と言うネームバリューあってこそかもしれませんね。

在介支の役割的には、私は、ケアマネが在介支を動かせばよいのではないか?と思えます。
うちの場合、民生委員さん方とも結構うまく連携が取れているようで、新規相談の多くは「近所⇒民生委員⇒在介支⇒区CW・保健師⇒ケアマネと言う「図式」が出来上がりつつあります。(緊急度の状況で順序は入れ替わりますが・・・)
それでも、どのケースが、いつ「問題ケース」になるかは、まったく予測できないわけで、例えば介護者が入院しただけでも「処遇困難」になりますよね。

行政的には、現在CWの行っている相談業務を地域ケア施設にすべて移したいと思っているようですが、区が相談受付をやめない限り、区民からの直接申し込みの受け付けを止めない限り、この状況は続くと思われます。最終決定事項はあくまで「区」ですけど・・・

在介支(地域ケア施設担当者)の会議では、いつもその役割について「もめる」そうですよ。

私的には、在介支の役割は、「つなぎ」にあると思います。
・対象者 と 制度
・ケアマネ と 行政
などなど、もろもろの間に立つものが「在介支」の姿であって欲しく思い、また、ケアマネの相談窓口でもあって欲しい。
特養やデイサービスなどで「相談員の役割」でいろいろ話になったことがありますが、「在介支」は地域の「相談員」であるべきではないか?
私は、例えばケースカンファ(サービス担当者会議に近いもの)を開催する時(なかなかできないんですが)、サービス事業者はもとより、区CWや保健師、在介支、本人や家族、場合によっては民生委員さんまで交えて「みんなで考えよう!」と呼びかけます。
そこで、(迷惑かもしれませんが)在介支に「司会役」をお願いしています。


愛知県社会福祉士掲示板 で、M・K様、鷲見 修様より返信頂きました。

二上さんこんにちは!私が管理の社会福祉士掲示板に時々のご登場ありがとうございます。在宅介護支援センターのあり方については、いつもご指摘のとおりと思って拝見しています。
また、水戸さんこんにちは!
今回の水戸さんの投稿から、ちょっと誤解があるように思ったので、議論に参加してみます。夢屋さん!長くなってごめんね。
● 「相談事業の乱立」と「どこに相談しにいけばいいのか…」については、名古屋市では意図的に介護に関する相談窓口を増やす計画です。国の制度である基幹型・地域型以外に、市内の居宅介護支援事業所に呼びかけて、市独自にブランチ型在宅介護支援センター(高齢者福祉なんでも相談所)として委託契約し、主に介護保険対象外サービス(現在は8種類)の相談や届出代行なども行ってもらっています。
 介護支援専門員がいる居宅介護支援事業所の7割以上と契約がされており、市内には258小学校がありますが、基幹型・地域型・ブランチ型在介センターの合計は248となっています。
 措置から契約の時代となり、福祉事務所・保健所のみから診療所・薬局のように身近に相談できる数が整わないと、要介護予防や生活支援事業の普及など「地域ケアシステム」はなかなか困難と思います。
● 在介センターの「介護保険事業計画」上の位置付けについては、名古屋市は高齢者の保健福祉に関する総合計画として介護保険事業計画も包含した第2期計画となっており、介護保険の保険料で運営する施設ではないので、こだわらなくてもと私は思います。基幹型は別として経費の出所が異なる保険内外の事業を、中立な立場で一体として実施すること(二枚看板)に難しさがあるところです。
● 「地域ケア会議」は基幹型在介センターが関係者に呼びかけて開催する会議をいいます。
● 「ワーカーショッピング」については、担当者の力量アップによりワンストップサービスが理想ですが、制度の歴史も浅く担当者の研修と自己研鑚がもっと必要でしょう。
 在宅の介護保険予備軍の高齢者が、孤独で閉じこもりがちにならないよう、気軽につながれる、気に入った相談窓口を「ワーカーショッピング」で見つけられればOK。「かかりつけワーカー」ですね。
○ 全国約8000か所の在介センターのあり方については、守備範囲が不明確なことが指摘されており、保健所事業とのバッティングやケアマネのリーダー機能、さらには支援費との関係や縦割りでない相談機能、地域福祉計画での位置付けなど課題が多いと感じています。

> あと、ついでに「謎」を教えてほしいのですが、名古屋市の「訪問看護ステーション」は、なんで、「ケアマネジメントセンター」の二枚看板を付けることになったのでしょうか?

水戸さん! 答えは簡単でお客さんのためです。介護保険制度で2種類の事業をやっているから。民間病院の訪問看護ステーションもすべてが居宅介護支援事業所とは限らないよね。各区社協も、いろんな事業の実施のため数枚の看板を掲示しています。
 
> 次期「高齢者保健福祉計画・介護保険計画」のホームページを発見しました。

名古屋市役所のHPものぞいて見てください。 http://www.city.nagoya.jp  
 福祉と健康、NAGOYAかいごネット、名古屋市高齢者施策推進協議会、専門部会の順に開いて、第6回議事概要のところに在介センターのやり取りが少しあります。余談ですが、部会長は日本社会福祉士会代議員の長岩さんです。
また、同じHPの「ホット情報」にある「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(案)に対する意見募集」のところに第2期計画案があります。

二上さん! 転載の件OKです。新年最初の社会福祉士掲示板のトピックスに「在介センター」を取り上げようかと考えていますのでご覧になって下さい。
 http://cgi2.tky.3web.ne.jp/~kuniakey/cgi/kaigi.cgi

個人指名の投稿になりごめんなさい。私あては「総合福祉相談室」の方へ。
  http://www15.big.or.jp/~welfare/mail/index.htm


T さん より    在宅介護支援センターであるために

二上さん、おはよう御座います。
在宅介護支援センターが地域の連携の要であることはいうまでもありません。
H市でも基幹型在宅介護支援センターが中心となって、地域ごとに地域型在宅介護支援センターと共同しながら地域ケア会議が行われるようになりました。
最初は、市との連絡会議といえばケアマネだけのものだけでしたが、訪問介護事業所との連絡会がうまれ、またサービス提供事業所との連絡会から更には、地域のインフォーマルなサービスとの連携や保健事業や福祉行政との連絡調整などの必要性も感じて、地域会議が2回目開催となりました。

正直なところ、まだ本来の役割とまではいかず、今後どう取り組んでいくかの模索状態だと感じますが、行政が在宅介護支援センターの役割を認識してくれるという事が大切だと思います。
また、更に地域型在宅介護支援センターと支援事業所とのケアマネとの連携はもっと大切だと思います。
1度相談すると、あとは気軽に相談できていいアドバイスを頂けるし、困難事例などは狭い領域にとらわれないで、いい解決策へともなります。
今後も二上さんのご健闘をお祈り致します。


M.N さん より   在宅介護支援センターの今後について

こんにちは、お久しぶりです。
メールでのご案内ありがとうございました。

さて、在宅介護支援センターの今後について、福岡県古賀市M在宅介護支援センターの最近の取組をご紹介します。
ワーカーさん、看護婦さんが取り組まれた結果よい方向が見えてきたので、私も希望を持っているところです。
キーは、在宅介護支援センターが企画した介護教室でした。

もともとは、介護者の介護を軽減する目的だったのですが、申込者には、高齢者も20歳代の方もおられたということです。
介護の仕方を勉強した上で、参加者たちが「自分と同じような苦労をしている人と会えてよかった」とピアカウンセリング効果を実感したそうです。
それだけでなく、地域の中に第3のワーカーというか、ワーカーの協力者があらわれ、介護で困っている人の発掘ができたようです。

やはり在宅介護支援センターは、「待ち」の姿勢ではなく、これからは「攻め(アウトリーチ)」の姿勢が必要かと思います。(在介のワーカーさんがそう実感したと言っていました。)

それから介護教室に来られた方が自分たちのほうから、またこれから集まりたいと言い出したそうです。
私のほうからは、季節のお便りを出して、それに会わせてワンポイント介護教室を開催するということで継続していかれたらとアドバイスしました。

いざというときに在宅介護支援センターに相談できるには、こうした日頃からの取組(たとえば介護教室)が必要だと思います。
今後は、介護教室を町のいろいろなところで開催していきたいとM在宅介護支援センターでは考えているようです。
具体的には、公民館の分館活動や、社会福祉協議会の福祉会などとの連携も検討中です。

以上、思いつくままに。


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