介護研ニュース  第14号   良いサービスを受けるために 

編集・発行 ボランチ型在宅介護支援センター    発行責任者  二   上     浩

         『高岡発・介護問題研究会議』    URL http://www1.tcnet.ne.jp/kaigoken/

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介護保険利用者家族から“こんなキャツチコピーどうでしょう”と送っていただきました。
介護保険の現状とその内容です。

◎現状は行政も家族も業者任せで、利用者に適した良質なサービスが行われていません。

介護保険の各種サービスを受けるためには、要介護認定を受ける必要がありますが、認定の申請は在宅介護支援センターや居宅介護支援事業者・介護保険施設で代行してもらうことができます。
現状が業者任せになっているのは、この申請代行(事業者業務)と認定調査(保険者業務)が一つの流れの中で行われているために、最初に相談した事業所が介護サービス計画(ケアプラン)も担当してしまうことになり、利用者が介護支援専門員を選ぶ機会がなくなっているという実態があります。
「認定調査からケアプランまでコースに乗っているよ・・・」と表現したりしますが(ケアプランの囲い込み)、良質のケアプランや良質のサービスを受けていただくためにも、担当する介護支援専門員(ケアマネジャー)を利用者が選ぶことのできる状況を作っていく必要があります。

◎介護は家族が主導で考えなければ、業者任せでは利用者の為になっていません。

担当ケアマネジャーは、利用者・家族の状況を十分に把握した上で、希望される支援の内容を相談しながら、利用者の希望に沿ったケアプランを作りますが、時として、介護支援専門員が所属する法人のサービスが中心になったり、目的の違うサービスや必要のないサービスが組み込まれることがあります(サービスの囲い込み)。
介護支援専門員は利用者に最適なサービスをケアプランに組み込むことを求められていますが、最初に示された暫定ケアプランの内容が、利用者本人の自立生活に役立つものになっているか、また、希望にかなったプランになっているかを確認してから契約することが大切です。
また、サービスを開始してから都合の悪いところがあれば、ケアプランを変更してもらう必要があります。

◎独立・中立型介護支援専門員が、利用者家族と意思を共有する事で、利用者家族にとって最適な運用が出来ます。

独立・中立型介護支援専門員はサービス事業所に所属しない、ケアプラン作成を専業とするケアマネジャーです。
所属法人や管理者の意向に左右されることなく、利用者の立場に立ったケアプランを作ることが出来ます。
ケアマネジメントは介護保険法で定められた「利用出来る社会資源を有効に使って生活を支える」ために必要な手法ですが、その社会資源の第1番目に来るのが利用者本人であり家族です。
本人・家族と介護に関して意思を共有することによって、希望に沿ったケアプランを作ることや生活のお手伝いをすることが出来ます。

「ケアプランやサービスの囲い込み」をなくして開かれた地域福祉の体制が作られることを期待して「認定調査を担当ケアマネジャーが行わない」ことや、「ケアプランの内容が介護保険法に基づいた適切なものなのか」を保険者が把握出来るように高岡市に提言をしました。

開かれた地域福祉の実現を目指して、閉鎖的な現状に地域から働きかけていきますので、皆様が耳にされた、介護保険利用等に問題のあるケースや困難事例・特に家庭内に問題を含むケースなど、ご紹介いただきたいと思います。

このページについて、ご意見、ご感想などEメールをいただければ幸いです。

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