『自動吸引器の普及ならびに在宅療養の改善』に向けて

Re: 筋ジストロフィー  2006・2・12
yoichik1977 さん突然ごめんなさい。過去の論議を理解していませんので行き過ぎた投稿でしたらお許しください。

呼吸も困難になり、現在は人工呼吸器を付けてます。外へ出る機会も少ないだけに、人との出会いがありません。僕にとってこのPCが唯一の出会いの場でもあります。

人工呼吸器を付けると吸痰の問題も出てきますので、呼吸器をつけることを躊躇される方があります。
現在厚生労働省研究機関の中で、治験段階ではありますが、自動吸痰装置が開発されています。総合病院・基幹病院で治験を行う段階ですが、もし試みられる意思がおありでしたら、紹介だけではありますが内容をお伝えできると思います。
ALS・遷延性意識障害など全身障害の方で、気管切開・人工呼吸器・吸痰などの看護・介護の問題をかかえておられる方に対して明るい情報ではあると思いますが、何と言っても治験段階ということです。

現職は独立ケアマネです。(メールの署名を添付しました)

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☆ボランチ型在宅介護支援センター『高岡発・介護問題研究会議』
        URL : http://www1.tcnet.ne.jp/kaigoken/
              mailto:kaigoken@p1.tcnet.ne.jp
☆指定居宅介護支援事業所『高岡発・介護問題研究会議』   
     〒933-0043 富山県高岡市中川上町9−25 二 上  浩
TEL0766-22-7972 FAX0766-22-7973 (携帯)090-5684-6065
☆HPボランチ型在宅介護支援センター『高岡発・介護問題研究会議』会議室
☆富山県独立型介護支援専門員ネットワーク事務所
     〒933-0035 高岡市新横町1044-3
              mailto:kaigoken@forest.ocn.ne.jp
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Re: 筋ジストロフィー  2006・2・15
僕は人工呼吸器を24時間フルに使用しております。
座位の時は吸痰しなくて良いのですが、
臥床時には持続吸引しなければなりません。


24時間吸痰機が厚生労働省の補助金事業の一端として研究されています。
先にご紹介した「会議室」に研究発表会資料を置いていますので明日正確にお伝えしたいと思います。
独立型居宅介護支援事業所を自宅開業していますが、「会議室」は私が在宅介護支援センターソーシャルワーカーとして実現できなかった「地域福祉コミュティー」作りの実践の場として準備しました。

ボランチ型在宅介護とは初めて耳にする言葉です。
僕は在宅介護とは無縁の暮らしをしてきてるので現状などは全く分りません。
kaigokenさんを通じて少しでも在宅介護、ケアマネについて知りたいと思っております。


高齢者介護の出身ですので、障害・難病の方々に関しては現在勉強中です。しかし、ソーシャルワーク・ケアマネジメントということに関しては、心と心のつながりが重要かと思います。先にご紹介したHPは、そのことを中心に書き綴っています。
そこで「ボランチ型在宅介護支援センター」とは何かという事になりますが・・・問題のあるところ(HPでは「家族・親族の問題」と位置付けていますが)へ問題を解決できる専門職集団を集結できる強力な相談機関(インターネットを通じて)・・・という位置づけを現独立中立型介護支援専門員全国協議会代表の「如庵」さんにしていただけました。インターネットの有効活用ですね。
今日の投稿も「会議」と思います。

介護保険も近い将来支援費との統合もされると思いますし、高齢者・障害者の区分もなくなると思います。
現在何を願っているかと言いますと、yoichik1977 さんが、もし「自動吸痰機」があれば在宅復帰できるとしたら、たった一つの器械でその方の人生を変える事が出来るのではないかということです。

明日資料をそのまま打ち直してお送りいたしますので、主治医とも相談していただきたいと思います。主な相談はMSWなのでしょうか?

厚労省科学研究費補助金難病研究事業  2006・2・16
研究者の詳細は掲示板ですので省略いたしますが、yoichik1977 さんに一番近いところが国立病院機構宮城病院だと思います。

『自動吸引器の普及ならびに在宅療養の改善』に向けて
〔要旨〕
人工呼吸器を装着したALS患者等の気管内痰を持続的に吸引する自動吸引器の研究開発を行い基本システムの確立と実用化の見通しを得た。『自動吸引器の普及ならびに在宅療養改善』のためのプロジェクト班を結成し、今後、自動吸引器ならびに気管カニューレの商品化を推進していく。
〔目的〕
山本、徳永らを中心に自動吸引器の開発を2000年から行い、平成15、16年度厚生労働省科研費の助成にて行った研究にて実用化のめどが立った。この気管内痰の自動吸引装置ならびに気管カニューレの商品化を推進し、合わせて、人工呼吸器装着患者が在宅で療養できるより良い環境つくりを目指す。
〔方法〕
@「自動吸引器の普及ならびに在宅療養改善』のためのプロジェクト班を結成した。
Aローラーポンプによる自動吸引器は機器の安全性やアラーム機構の装備等について、さらに検討し、機器の装備等について、さらに検討し、機器の安定度を高める。
Bカフ下部下方内方吸引孔を有する気管カニューレ二ついては今年中に薬事承認の申請を行う。
C班員の各施設で、倫理委員会を通した上で、現在の試作器を使用し、安全性、有効性の検証を行う。
〔結果ならびに今後の展望〕
平成17年11月20日、『自動吸引器の普及ならびに在宅療養改善』のためのプロジェクト班発足会が、開催され以下のような話し合いが行われた。
(1)平成15,16年度厚生労働省科研費の助成にて行った試作機による臨床試験では、短期間での安全性、有効性は確認できた。
(2)多施設ならびに長期での安全性、有効性を検証するため班員の各施設の倫理委員会を通した後、臨床試験を実施する。
(3)薬事承認の手続きと方法を調査する。気管カニューレと自動吸引器は、個別に薬事承認を実施していく。
(3)の薬事承認の関係で、臨床試験が、必要となった場合、各班の施設で、臨床治験を行い、有効性、安全性の検証を行い、早期の商品化を目指す。


自動吸引器の開発研究  2006・2・16
〔要旨〕
カフ下部下方内方吸引孔を有する気管カニューレを試作し、同部よりローラーポンプを用いて200ml/分による持続排痰を行うシステムを作成した。本システムによる臨床試験を7例のTPPVを行っている神経難病患者に行い、著効5例、有効2例、無効0例の結果を得た。副障害の発生や、試験中断の出現はみられなかった。
〔目的〕
山本、徳永らを中心に自動吸引器の開発を2000年から行い、平成15、16年度厚生労働省科研費の助成にて行った研究にて実用化のめどが立った。この気管内痰の自動吸引装置ならびに気管カニューレの商品化を推進し、合わせて、人工呼吸器装着患者が在宅で療養できるより良い環境つくりを目指す。
〔方法〕
気管カニューレのカフ下部に組み込んだ吸引孔(オーバーハング部に下方と内方から吸引を行う)からのラインを、ローラーポンプで200ml/分で常時吸引を行う形態で排痰システムを、TPPV(気管切開下人工呼吸管理)を行っている神経難病患者に装着した。有効性の検討は、用手吸引回数において、それらのシステムを装着しない期間(7日間)と、装着した期間(7日間)で差があるかどうか調査した有意検定は、SPSS12.OJを用いた検定を行い、P<0.05を有効。0.05≦Pを無効とし、P<0・001を著効と判定した。
〔結果〕
臨床試験を行った7例の神経難病患者(ALS 6例、MSA 1例)において、著効5例、有効2例、無効0例との結果を得た。また、深夜帯(0〜8時)における全7例での平均用手吸引回数は、2,5回から0,6回に減少していた(P<0,001)。副障害や途中で持続吸引を中止した例は発生しなかった。
〔考察〕
ローラーポンプによる持続排痰では、PEEPや気道内圧に影響を与えないうえ、吸引ラインからのリークも発生しない。カフ下部下方内方吸引孔は、気管壁に対して非接触性であり、これらの組み合わせにより、安全に持続吸引が行えた。また、吸引効率も良好であり、臨床応用が可能であると考えられた。


自動吸引器の商品化に向けての課題と展望  2006・2・16
〔要旨〕
人工呼吸器を装着したALS患者等の気管内痰を持続的に吸引する自動吸引器の研究開発を行い基本システムの確立と実用化の見通しを得た。今後は、機器の安全性やアラームの装備等につき検討し、薬事承認を見据えて検討し、早期商品化を推進していく。
〔目的〕
山本、徳永らを中心に自動吸引器の開発を2000年から行い、平成15、16年度厚生労働省科研費の助成にて行った研究にて実用化のめどが立った。この気管内痰の自動吸引装置ならびに気管カニューレの商品化を推進し、合わせて、人工呼吸器装着患者が在宅で療養できるより良い環境つくりを目指す。
〔方法〕
@機器の安全性やアラーム機構の装備について、さらに検討を進める。
A自動吸引器と気管カニューレの最終機を製作し、薬事承認の実施を行う。自動吸引器と気管カニューレを個別に申請し、早期に承認が取れる方法と体制を検討する。
B班員の各施設で、倫理委員会を通した上で、現在の試作器を使用し、安全性、有効性の検証を行う。
〔結果〕
@平成15,16年度厚生労働省研費の助成にて行った試作機による臨床試験で短期間(1週間)での有効性ならびに安全性は確認できた。
Aプロジェクト班発足会にて薬事承認の手続きをとる方法について調査検討し、方向付けをすることが出来た。
〔問題点と展望〕
@機器の安全性やアラーム機構の装備等、機器の完成度を上げ、マニュアルを整備して、商品性を高める必要がある。
A薬事承認について早期に手続きを進めて、市場に提供する必要がある。
B薬事承認の関係で、臨床治験が必要な場合、各班員のもとで、臨床治験を行い、有効性、安全性の検証を行う。



という内容ですが、1日も早く利用できるようになれば良いと思います。

『高岡発・介護問題研究会議』

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