ボランチ型在宅介護支援センター申請書(案)

    (案)新事業「ボランチ型在宅介護支援センター」(仮称)業務委託申請書
                                       平成  年  月  日

 高岡市長 橘 慶一郎 様

                             住 所 富山県高岡市中川上町9−25
                             名 称 高岡発・介護問題研究会議合資会社
                             代表者社員  二  上   浩  印

 在宅介護支援センター(老人福祉法第22条の7の2 老人介護支援センター)機能の一部である「介護問題」(介護にかかわる、家族・親族の問題)等の困難事例を高岡市全域で解決する機関として、高岡市在宅介護支援センター運営事業に基づき下記内容で業務委託を受けたいので申請します。

                       記

一 事業の概要
1、「介護問題」について
(1)昨年11月頃、市内某所でひとり暮らしのお年寄りが、自宅前の路上で倒れておられるところを発見されました。
自宅は傾きかけた三軒長屋の一室で、隣の物置の持ち主から、その一室に住まいをしておられる方があるとお聞きして「大丈夫なんですか?」と言っていた矢先の出来事でした。倒れられた場所が自宅内でなかったことが幸いして一命をとりとめられましたが、このように地域から忘れられた生活が現在もあることは事実です。

(2)在宅介護支援センターソーシャルワーカーとして数多くの介護問題を見てきました。
老夫婦・老姉妹・老親をかかえる独身の子・老親が原因での離婚問題・妻の痴呆を認めることが出来ない夫・入院費の問題から入院中の妻を連れ帰り足に大きなアンカのやけどを作った夫・痴呆の親を抱えた知的障害を持つ子など等、長い人生の中で、介護が必要になっても解決困難な問題をかかえた家庭は随分と多いものです。

(3)報道のタイトルから(HPより)
<無理心中>77歳夫が妻殺し自殺「介護に疲れた」と遺書・・介護疲れで無理心中か70代夫婦死亡・・宇都宮介護承諾殺人に判決・・介護疲れに兄殺す・・介護疲れの夫妻を殺害・・養父を殺害した疑い34歳男を逮捕・・83歳の夫車イスの妻と入水殺人の疑いで逮捕・・体力衰え将来悲観長男絞殺・・75歳の男性が100歳の母親を・・夫の死に気づかず痴呆の妻が1ヶ月間世話・・家族から暴力を振るわれたケース・・88歳母と59歳長男生活保護を拒否し。

そして明るい話題として・・・「わが家の介護」近所の人が相談 独居老人を要介護認定

このほかに虐待のケースも多数存在することを予測いたします。


2、「介護問題」の発見
在宅介護支援センターソーシャルワーカーとして「介護問題」を発見してきた情報源は、民生委員や地域の方からの情報、サービス提供者からの情報、そして担当課窓口への通報などでした。この情報ネットワークを作る要の役割が、ゴールドプランで計画された在宅介護支援センターだと思います。

現在介護保険法の改正に向けて地域包括支援センター(仮称)も検討されていますが、老人福祉法で位置付けられた老人介護支援センターの役割も併せ持つセンターへの発展的な姿になるものと予測していますので、高岡市高齢者保健福祉計画で計画されているネットワーク(情報交換会)を机上の会議に終わらせることなく、在宅介護支援センターが社会福祉協議会活動と一体となって地域へ日常的に出ていくことの出来る体制作りが必要だと思います。(横列のネットワーク)


3、「介護問題」への介入・解決
「介護問題」には長年の家庭生活の中で形成された複雑な問題を含んでいます。そのよりを戻すことが問題解決のただ一つの方法であるために非常に時間のかかるケースが多く、介護保険法における通常のケアマネジメントでは、ケアマネジャー自身がそのことに気付いていないこともあり、サービス提供のみに終わっているケースも存在します。

また、「介護問題」に関するケアマネジメントは、高齢介護福祉課のみならず社会福祉課などの関連部署・専門職との連携も必要になるケースも多いために、通常のケアマネジメントでは解決が困難なケースが非常に多いと言えます。

しかし、誰が介入したからといって全件解決出来るという保証はありませんが、困難事例等に関しては地域ケア会議等を通じて、相談できる限りの機関や方々と協働して解決を図っていく体制作りが必要だと思います。(縦列のネットワーク)


4、ボランチ型在宅介護支援センター(仮称)について
サッカーの遊撃手(ボランチ)から命名していただきました。

高岡市で「介護問題」のあるところに出向いて問題を解決する強力な専門職チームの要として、指定居宅介護支援事業所『高岡発・介護問題研究会議』に事業委託をしていただけるものなら、正式にボランチ型在宅介護支援センターを名乗らせていただきたいと思います。

現在のところ、ケースを通じて地域との連携を図り、地域担当在宅介護支援センターに働きかける計画で居宅介護支援事業所を営んでいます。在宅介護支援センター・居宅介護支援事業所には、地域の「介護問題」を解決出来る社会資源として『高岡発・介護問題研究会議』をご活用いただきたいと思います。

尚、上記二つのネットワーク(縦列と横列)が有機的に機能していくことが重要なことであり、目に見えない地域の大きな財産であることを申し添えます。


二 事業の具体的内容
1、地域との連携
事業の概要2、でも述べましたが、民生委員など地域の皆様との連携は元より、各地域において地域型在宅介護支援センター・地区社協各組織などとの連携で「介護問題」を発見することの出来る地域づくりに努めます。

具体的には、在宅介護支援センターに対して実態把握台帳・利用者台帳等の整理に関して、地域が目に見える台帳整理の方法、活用方法等をお伝えしていきます。


2、専門職や関係機関との連携
事業の概要3、でも述べましたが、利用者・対象者に対して専門職集団で問題解決に当たる必要があるために、各種機関や機関所属の各種専門職との協働に努めます。

具体的には、居宅介護支援事業所『高岡発・介護問題研究会議』の連携内容「保健医療・福祉サービス提携主体との連携」(別紙)として県へ届出した内容と協働した形で、年2回以上ネットワーク会議を開催いたします。


3、介入の方法と受諾費用
問題解決に時間がかかるケースが予測されますので、例えば介護保険法における介護報酬が発生するまでの期間において、介護保険法に定められた介護報酬程度の受諾費を考えています。

尚、介護支援専門員が担当しているケースに協働して介入する事も考えられます。

                                        以上


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