岩版
岩版は土版と同一の機能を持つ遺物であり、その材質のみが異なるものである。縄文時代晩期初頭に東北地方北部で土版に先行して発生するが、最終的には後出の土版と交替する。亀ヶ岡文化にはこのような”異材同形態”として認められる遺物がいくつか存在し、同文化の性格を考えるうえで興味深い問題を含んでいる。
縄文文化の研究 9 縄文人の精神文化 3 第二の道具 岩版 稲野彰子