TiTLE
このページは高岡ケーブルネットワーク(株)のCATVを利用した City NET で Linux を使おうというページです。
CIty Net では Linux の利用に関して、サポートや保証はたぶん行っておりません。 このページ以下に記載されていることは、筆者個人が調べたことでありますので、 高岡ケーブルネットワーク(株)への問い合わせは注意してください。
目次

〜うちの環境〜
私が利用している Linux のディストリビューションは Debian GNU/Linux です。
なぜかといわれると、パッケージが多いく、日本語の対応が結構良いからです。
というわけで、私が利用しているのは、Debian GNU Linux の potato(開発中版)です。
で、カーネルは 2.2.14 です。

City Net でカーネル2.2.x系を使うときには Potato(以後)のdhcpcd が必要です。


〜インストール〜
ここでは Linux のインストールを細かく説明しません。Debian GNU Linux potato を City Net で使おうという点で、単にネットワークを使えるようにすることを 目的としたインストールの説明をします。Linux のインストールをしたことが 無い人はとりあえず、本屋に行ってインストールの解説本を買ってきましょう。

用意するもの

です。
potato を使いたいのに Slink を使うのは、potato の CDROM がまだないからです。
とりあえず、ネットワークを使ってインストールできるように、Slink で構築します。 City Net を利用するためには、10BASE-T の LANカードとDHCP を使えるようにしないといけません。

Debian のレスキューディスクで起動してのインストールで、LAN の設定は モジュールの組み込みだけにしてください。DHCP の設定がまだできません。 LANカードを2枚差してゲートウエイとして利用するならば、内側の方のみを設定 してください。

リブートしてパッケージの選択では dhcpcd と apt を必ずインストールしてください。 他のパッケージはデフォルトのみインストールしてください。Xなんて絶対インストールしてはいけません。

★DHCPの設定
上のようにネットワークの設定を回避したら、dhcpcdのインストールは必ず失敗します。 理由は、/etc/resolv.conf が存在しないためです。
  # touch /etc/resolv.conf
として空のファイルをあらかじめ作っておけば、大丈夫です。

★apt の設定
/etc/apt/source.listには以下のように記載してください。
deb http://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/debian/debian-jp frozen main main-jp contrib contrib-jp non-free non-free-jp
deb http://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/debian/debian-non-US frozen/non-US main contrib non-free
これは私が調べたCityNetから一番近いミラーサイトからパッケージをダウンロードするための設定です。
dselect を apt を使うようにしておきましょう。

/root/.bashrc
export http_proxy=http://proxy.tcnet.ne.jp:8080/
export ftp_proxy=http://proxy.tcnet.ne.jp:8080/
と記述してください。これで、apt でのPROXYが利用できるようになります。 記述したら、ログインし直すなりして反映させておいてください。
これで、ネットワークインストールの準備が整ったはずです。
以下のことを確認しましょう。 これらのことが問題なければ、次へ進みましょう。 では、Slink から Potato へ移行します。
  # apt-get update
  # apt-get upgrade
と入力して、基本部分のアップグレードを行います。
この後、apt または dselect を用いて本格的にアプリケーションをインストールしてください。
カーネルも 2.2系にするのもいいでしょう。

ここに書いてあること以外の設定/インストールは各自の判断で行ってください。


〜ユーザとしての設定〜
★PROXYの設定
CityNet では Web ftp の利用には PROXY を用いるように言われています。 (ここに書いてある)
netscape を入れたなら、netscape の設定は[自動でプロクシを設定]で http://www.tcnet.ne.jp/proxy.pac にしようと CityNet のページに 書いてありますが、ここは手動設定で、http と ftp について proxy.tcnet.ne.jp のポート 8080 にし、プロキシなしに

 localhost,www.tcnet.ne.jp,www1.tcnet.ne.jp,www.coralnet.or.jp,www1.coralnet.or.jp
と入力しよう。←これはあくまで私個人の意見です。
それと、環境変数 http_proxyftp_proxy
  http://proxy.tcnet.ne.jp:8080/
と設定しておきましょう。


〜注意〜
CityNet には "サーバー行為は禁止" という条項があります。

  1. Linux 自身で直接インターネット E-mail の送受信をせずE-mail は p1.tcnet.ne.jp を経由する
  2. apache 等の Web サーバは基本的にローカルの利用のみにする
  3. anonymous ftp を使えるようにしない
ということは守りましょう。


戻る
以上