須賀松園初代 花瓶       伽羅の香り

                須賀 松園(亥子蔵)初代  1860〜1933  万延 元〜昭和8     東京生まれ 高岡に移る

                                         

須賀松園 初代作 蝋型造大花瓶   高岡市立美術館所蔵

                       奈良 正倉院 御物   <蘭奢待>    

                         

                        黄熟香<蘭奢待>
(おうじゅくこう・らんじゃたい)

長156.0 重11.6kg



       「蘭奢待」の別称のある黄熟香は熱帯アジア産のいわゆる沈香(じんこう)で、香道(こうどう)がさかんとなった
        中世以来その名が大いに天下に知られた。
       蘭奢待とはその文字の中に東大寺を隠した雅名である。
        沈香はジンチョウゲ科の木の幹に樹脂や製油が付着したもので、重くて水に沈んでしまうところからその名がある。
       中国を経て輸入されたものと見られ、もとは東大寺に伝わったと推測される。
         現状では朽ちてうつろになった巨材のいたるところに樹脂分の凝集している小部分が見いだされる。
         建久(けんきゅう)四年(1193)の勅封蔵開検目録(ちょくふうぞうかいけんもくろく)に「黄熟香一切」として
         初めてその名が見えるのがこの蘭奢待を示したものと想像されている。
         現在この黄熟香には足利義政(あしかがよしまさ)、織田信長(おだのぶなが)および明治天皇がこれをきりとった     
         旨の付箋があるが、
         このほかにも記録によると足利義満(あしかがよしみつ)、足利義教(あしかがよしのり)の事例も知られる。


                          伽羅 を 聞く 甘い酸っぱい香りが 脳細胞をよみがえさせる
       

                                         黒  伽羅の香り 《 273 グラム》

                           

             2個めの伽羅ゲット 797g「大」にて上記の273gは350gから削って小さくなりました、このままでは 無くなってしまうと思い

              5年前から購入を思い 八方探しました、 ようやく探して購入 大きさは3倍弱にて仕上がり具合も最高

               購入後 比重を調べるのに 水の中に浸してみました所上記の273gの品は水に沈みましたが 797gの品は

                水に浮きました、 販売業者に問い合わせいたしましが 伽羅は香りにて判断し 当方も水にての調べは

                 していない、とのこと 駄目なら 返送してくださいと。香りはやはり 273g「小」の品が上等 食すれば 舌の先に

                  山椒のごとく ぴりぴりと響くものあり、797gの品は あまり感ぜず 油分すくなく 木質かさかさの感あり

                   香りは小品は格上なり。迷いましたが これだけの大きさの香木 香りも上品にて お目に繋れぬと思い購入

              業者はラオス産 とのこと 十年前に産地からと、 だんだん輸入できなくなり 良い香木入手困難とのこと 

                 輸入規制もきつくなり 「おおきな断片」は幻の香木になるのでは。 下記に大を掲載いたします 

               地方の香木取扱店にて 真偽を確かめましたら、店の奥さんは 伽羅ではないと言いましたが

                店には木っ端しか販売いておらず。このやうな大振りの品は見たことも無く にわかに信じがたく パニックに

                 陥ったのだと、  あとから だんだん訂正が 始まってきました。                

                   

                                  

                                       
                                           (りっこくごみ)

                                     香道の対象とする香は香木=沈香です。
                      沈香の香りの微細な違いを鑑賞するのが香道の極みとされています。

                              香木の分類や鑑賞の基本となる「六国五味」の六国は、
                            木所つまり、品質によって香木を分類するものです。
                             伽羅・羅国・真那加・真南蛮・寸聞多羅・佐曽羅

                            五味は、味によって香りの相違を知るものです。
                        辛(カライ)・甘(アマイ)・酸(スッパイ)・苦(ニガイ)・鹹(シオカライ)

                            ひとつの香木でも、必ずしも一味とはことはありません。。
                          いくつもの味を兼ねるものが多く、五味の強弱やくみあわせにより、
                                   えともいわれぬ香りをかもし出します。

                                   香に親しむ為には、それぞれの香りの特徴を覚えます。
                        その方法としては、伽羅なら伽羅を何度もたいて、香りに親しませる即物教授法、
                        また、味感覚によって辛・甘・酸・苦・鹹(カン=しおからい)に分ける五味説などがあります。
                         五味説が現れた17世紀には、この6種の木所の特徴が次のように説明されています。

  
              伽羅
(キャラ)
其(その)さまやさしく位ありて、苦味を立るを上品とす。  
自然とたおやかにして、また、辛味あり。
酸味・鹹味も有。
其一は苦をたつるをいう。また優美なる事、譬(たとわ)ば宮人の如し
羅国
(ラコク)
前後に自然と酸味をつかさどる。伽羅にまがうなり。
しかれども、位うすうすとして賎しきなり。
其さま武家の衣冠を粧いたる風情と知るべし
真那加
(マナカ)
匂いかろく艶なり。
其香のうするを上品とす。香に僻有。仮令ば女のうち恨みたがる如し
真南蛮
(マナバン)
甘えおたつるもの多し。
銀葉に油つくこと真南蛮のしるしとす。然れども外にあり。
寸聞多羅
(スモタラ)
上品にいたりてしぜんと匂いすることなり。
仮令ば白檀のごとき匂いあり。おおかた是も苦味を立る。
其さま商人のよき衣著たるが如し
佐曽羅
(サソラ)
匂い冷ややかにして酸味あり。
上品は焚出しに、伽羅まがう聞あり。
しかれども自然と軽くして、余香に潜れり。其さま僧のごとし。

      薬伽羅  本来伽羅は薬として使用されてきたのが筋道ではなかろうか  腹痛、肺の病気に薬として利用された薬伽羅
         これが一番高価といわれている。 おそらく数百年はかかって出来上がると思われるが、自然の摂理にて如何なるバクテリヤが作用して
         油性の黒味を醸し出すのか 先日より 上記の黒伽羅を細かく削って10人程の方々に食していただきました。香を聞くことにはためらいは
          ありませんでしたが、食した人は皆無にて美術館の学芸員もおっかなびっくり 味わいながら噛み締めていただきました。
          なんとも言えない刺激が舌の先に 最後のお腹にとろけるまで 残りました。其一は苦をたつるをいう。また優美なる事、
            譬(たとわ)ば宮人の如し やはり薬物 沈静分大なり                         

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