Remus. J. Lupin リーマス・ルーピン先生 (邦訳ではリーマスらしいのです。でも私はどうしてもレムス・ルピンと呼んでしまいます…原書派の人もみんなレムスって呼んでたし。邦訳でリーマスだからって今さらそう簡単には切り替えれない…) 3巻で登場する『闇の魔術に対する防衛術』の先生です。ギルデロイ・ロックハートが再起不能(先生としては)になったため後任ですね(笑) 初登場時において、何ケ所も繕われたぼろぼろのローブに身を包み、病人のような顔色で眠っていたためハリーに「死んでるんじゃないよね?」と言われてしまった人。まだ若そうだが茶色の髪のところどころが灰色になっている。 ポケットには常にチョコレートを常備(溶けないのか?!) 温厚でどこかぬけているような印象を受けるが、先生としてはかなり優秀。 でも間違いなく貧乏。 ハリーの父親、ジェームス・ポッターとは同期。ジェームス、シリウス・ブラック、ピーター・ピッティグローらとは無二の親友だった。略奪者の地図制作者の一人。彼の秘密のあだ名「Moony」はもちろん「月明かり」を意味し、狼男であることを暗示している。 その正体は狼男。満月の間は我を忘れ人間に対して凶悪な怪物となるため、ホグワーツに入学することさえ不可能と思われていたが、ダンブルドアのはからいによって入学できた。この措置には拍手喝采でダンブルドアを讃えたい(笑)ただし、満月の夜は人に危害を加えないように学校を抜け出し、秘密の隠れ家にて狼男に変身し、一晩を耐えるようになる。が、友人の身を案じるジェームス達にほどなくばれる。でも彼等はルーピンを見捨てなかった。 彼の側にいれるよう、何かできることはないかと考えてくれる友人達の存在が彼にとっては何よりありがたかったことでしょう。たとえ彼等がアニマギになれなくても。(ここでアニマグスの魔法を完成できたのはひとえにジェームスとシリウスという天才がいたからでしょうが。すごいよ本当に) この人はずっと独りでした。ホグワーツに入り、ジェームス達と出会い、初めて独りではなくなりました。しかし、それも奪われました。今度の孤独は彼等と出会う前の孤独とは違います。希望して、切望して、与えられた幸福を日々思い出し、日々それが無いことを思い知らされるからです。だから本当はルーピンが誰よりピーターを殺したかったのではないでしょうか。 でも個人的にはジェームス、シリウス、ルーピンの三人の中では影の実力者だったのではないかと(笑)おだやかで優しいだけじゃなくて、実は意地悪ですよねこの人。怒らせると一番怖いと思うし、計算高い部分もあると思います。 ルーピン的好きシーン ■「先生かっこいい!」 VSビープス(笑)からかわれても冷静に対処。これが大人ってもんです。ここでさらりと「ありがとう」と言い返しちゃうルーピンが好き(笑)私も一緒に叫びたい。闇の魔術に対する防衛術の授業も楽しくていいねえ! ■ヴォルデモード卿 この名前を恐れずに口に出せるところがすごいです。それ以上の憎しみがあるからでしょうか。 ■お薬の時間 笑うしかないでしょう、あのスネイプがわざわざ薬を作っていつも持って来てくれるんだから。シリウスとスネイプは本当に殺し合わんばかりに憎み合ってるのに、この二人は少しだけ付き合いが普通ですね。スネイプがそんなに嫌ってない様子なのが驚き(笑) ■パトロヌスの魔法特訓 私的にはこのシーン「餌付け」と呼んでます(笑)かーわーいーいー!!!4 ■略奪者の地図 スネイプに地図を取り上げられたとき、地図から浮かび上がってくる言葉が!皮肉きいてておかしいったら!腹抱えて笑ったさー。素敵だ君達…そして暖炉から出てくる先生(笑)「呼んだ?セブルス」ってそんなのんきな!(このシーン大好き…ルーピン最高だよ) ■やあこんにちはピーター ねずみの姿から人に戻ったピーターへの第一声がこれ。怖い…怖すぎる…底冷えのする笑みとはこういうことですね… ■許しを乞うてすがりついてくるピーターを無視して、淡々と会話するシリウスとルーピン お互いの過去のすれ違いを許し合いながらも最後に二人でピーターを殺そうと。このシーンすごく殺伐としてるのにせつなくて、二人が格好良くて大好きです。 ■ヴォルデモードがお前を殺さなかったとしても、ぼくらがそうすると。 この言葉の中にどれだけの感情が込められているんでしょう。それだけの裏切り、それだけの絶望を彼等は味わったから。 ■君が来るのをみていたんだよ 退職すると聞いてとんで来たハリーに言った言葉。その手許には略奪者の地図が。 ■行かないで! 本当に、心からの叫びです。このまま残って欲しかった。最後に「もう先生じゃないから」と言って略奪者の地図を渡されたときには本当に泣きました。「もし、息子が城から出る秘密の抜け道を全然見つけなかったとしたら、ジェームスはものすごくがっかりしただろうと確信を持って言えるよ」という懐かしさをたたえた、優しい瞳が余計に切なくて。あまりにもあっさりと去られてしまって本当に本当に悲しかったです。 |
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